入社以来、開発部開発一課に所属し、新商品の開発や既存商品のリニューアル、新技術の開発に従事しています。担当商品のマネージャーとしてプロジェクトを管理し、商品コンセプトの立案から市場導入まで計画通りに進めていくことが私の役割です。担当しているプロジェクトは、ヤクルトブランド商品に加えて、自社ECサイトで販売しているアイス商品、環境負荷軽減のための容器・包装の開発など。世の中に新しい商品を導入することが主な仕事になるため、自らが携わった商品を店頭で実際にお客さまが手に取ってくださったり、お客さまから当社に直接「この商品がおいしく、健康維持に役立っている」というお声をいただいたりしたときは人々の健康に貢献できていると感じます。同時に、商品に関するさまざまな責任も食品開発職にかかってくるため、常に責任感をもって業務に励んでいます。

私が入社した2021年、当社は新たな長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030（以下・YGGV2030）」をスタートさせました。「YGGV2030」では３つの定性目標を掲げていますが、中でも私は「一人ひとりに合わせた『新しい価値』をお客さまへ提供する」ことに力を入れています。例えば入社後、初めて担当したアイス製品は、「アイス形態のプロバイオティクス商品」という当社初の試みでした。アイス製品の製造に関するノウハウがなかったこともあり、量産体制を安定化させるまで試行錯誤の連続だったことをよく覚えています。現在、アイス製品は自社ECサイト「Yakult Wellness Online」で販売しており、お客さまからさまざまなご意見をいただいています。これらのご意見を真摯に受け止め、今後の製品開発や量産体制の改良につなげていくことで、より多くのお客さまに「ヤクルトのアイス」という「新しい価値」を提供していくつもりです。

当社はエネルギーに満ち溢れている社員が多く、仕事もプライベートも全力で楽しんでいます。そして、一人ひとりが異なる個性や考え方を持っており、このような多様性が会社の魅力を生み出しているように思います。そのおかげで、私自身、仲間から良い刺激を受けることが多いです。仕事柄、関連部署や取引先などさまざまな人と関わりますが、自分の采配でプロジェクトを進めていくことはとても楽しく、そこに仕事のやりがいを感じます。今後の目標は、「安全・安心」と健康を第一に考えた商品開発を進めていき、お客さまに信頼いただける商品をカタチにしていくこと。その結果、「YGGV2030」の目指す姿として掲げている「世界の人々の健康に貢献し続けるヘルスケアカンパニーへの進化」の実現に貢献できたら、これほど嬉しいことはありません。