

仕事内容と健康への想い
湘南化粧品工場開発課では、化粧品の新製品開発および既存品改良に関する業務を、処方開発チームとパッケージ開発チームが連携して行っています。処方開発チームでは、主にスキンケア製品のレシピを設計し、使用感や安全性、有効性、安定性を評価しています。これにより、「安全・安心」、かつ効果的で使用感の良い製品づくりを目指しています。パッケージ開発チームでは、容器のデザインや素材を決定し、試作品を作成して機能性を評価します。これにより、お客さまが使いやすく、環境にやさしい製品づくりを目指しています。
当社は「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」という企業理念を掲げています。そのため、私自身も常に「健康への貢献」を念頭に置いて化粧品を開発しています。例えば、製品に含まれる成分がお肌にどのような影響を与えるのか、有効性だけでなく、当社独自の厳しい基準で安全性を評価することで、最適な成分を選定し、配合量を調整しています。私たちは、お客さまに当社の化粧品を安心してご使用いただき、お肌の悩みを解消して笑顔になっていただけるよう「安全・安心」な化粧品づくりに日々取り組んでいます。
現在の挑戦
乳酸菌を活用した化粧品の開発において、当社オリジナル成分と他の成分との相性を考慮し、最適な組み合わせを見つけるために日々試作・評価を行っています。新しい成分を導入し、その効果を最大限に引き出す処方を開発することは常に挑戦です。また、お客さまに新たな価値を提供できる化粧品を開発するために、お客さま目線に立った開発にも挑戦しています。化粧品開発には、お客さまを深く理解することが重要だと考えています。そのため、外部コンサルタントの指導の下で行ったお客さまへのインタビュー調査を通じて、潜在的なニーズを見出すトレーニングを受け、戦略リサーチのスキルを向上させました。将来的には、製品開発の知識・技術を積み重ねると同時に、お客さまが潜在的に抱えている悩みをコンセプト設計・処方開発に反映させていきたいです。
仕事のやりがいと今後の目標
若手のうちから一人で一つの製品を担当できるため、自分が手掛けた化粧品が世の中に発売されることに達成感を得られます。私が初めて一人で担当した製品は乳液です。当時はまだ2年目で知識も浅く、さまざまな課題に直面して大変でしたが、製品コンセプトの設計から処方開発、スケールアップ、実生産まであらゆる工程に携わることができ、発売されたときは喜びもひとしおでした。少数精鋭の部署であるため、多方面の仕事が経験できる一方で、多角的な視点に基づいた判断力と臨機応変さが求められます。そこが仕事の難しさでもありますが、それと同時に一つの製品を共に作り上げていくことのやりがいも感じられます。
今後の目標としては、乳酸菌研究をさらに深化させ、肌の健康をサポートする新しい成分や技術を取り入れた化粧品を開発することで、お客さまに新しい価値を提供し続けたいと考えています。また、お客さまの声を製品開発に反映させることで、より満足度の高い製品を提供し、世界中の人々に「健康と美しさ」を届けていきたいです。
8:30 | 出社 メールチェック、1日の業務を確認 |
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9:00 | 実験 実験室でスキンケア製品の試作品を作成する |
11:00 | 来客対応 原料メーカーから新規原料の紹介を受ける |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 打ち合わせ メイクアップ製品について、OEMメーカーに改良を依頼する |
14:00 | 評価 試作品の使用感や安定性を確認し、機能性を評価する |
16:00 | 資料作成 薬事申請資料や研修資料を作成する |
17:00 | 退社 |