どんな志望動機で入社したのでしょうか。
さらに、入社後のキャリアや海外への想い、
そして、それぞれが感じるヤクルト本社らしさなど、
今回は入社年度も部署も異なる4名の社員に集まってもらい、
さまざまなテーマで語り合ってもらいました。
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K
2014年入社
入社後、東日本支店宅配営業課、企画室経営企画チームを経て、国際事業推進部事業開発課へ。現在は同課にて主任を務める。
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S
2018年入社
入社後、北海道支店直販営業課に配属。現在は、業務部企画調査課に在籍。
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M
2019年入社
入社後、直販営業部直販推進課に配属。担当業務を変えながら、主に自動販売機事業に従事している。
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O
2020年入社
入社後、首都圏支店宅配営業課に配属され、1年目からヤクルトレディの組織強化を担当するチームの一員として経験を積んでいる。
働く人の温かさと
グローバルに働けることに魅力を感じている。
―まずは皆さんの入社志望理由を教えてください。
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O
若いころから海外で働くチャンスがあるという点が一番の理由です。大学時代、1年間休学してベトナムへ3か月、ラオスに半年間行っていました。もともと大学でラオス語を専攻しており、現地では日本語学校の教員や日本企業向けの通訳のアルバイトにも挑戦したこともあり、将来海外で働きたいという気持ちが強くありました。
しかも、ヤクルト本社での仕事は進出している国において現地の社員と一体感をもって働く印象があって、選考を受けました。 -
M
私も当社がグローバルに展開しているという点が大きいですね。あと、「健康」という点における社会への貢献度の高さも魅力でした。そして最後の決め手は、採用面接の時の社員の方々の温かさ。学生と同じ目線で声をかけてくださり、「こういう人たちがいる会社なら、長く働けそうだ」と思いました。
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S
私も社員の方々の人柄は大きな決め手となりましたね。ほかに、興味を持ったのは、ヤクルトの予防医学の考え方。私自身、大学時代にスキー部で怪我をすることが多く、悔しい思いをたくさんしました。怪我と病気は違うけれど、「そうならないための予防」という考え方に惹かれました。あと、AIが発達しても健康に対する需要は今後もなくならないと思ったことも大きいかな。
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K
「長く働くなら…」という視点は、私も近いです。そう考えた時、まずは衣食住など、身の回りのことに関する会社がいいと思いました。そのなかでも、最も興味のあったのが食でした。食の中でも、健康に貢献できるものがいいな、と。あと、学生時代にカナダとマルタ共和国に留学していたこともあり、グローバルに活躍できる会社を探していて、この会社にたどり着きました。ちょうど私が入社した年、ヤクルトがマルタ共和国に進出したと知り、縁を感じましたね。
現場の大切さ、メーカーの醍醐味を感じながら。
―それぞれ入社後はどのような仕事を経験してきましたか?
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O
入社してすぐ現在の首都圏支店宅配営業課の配属となり、コロナ禍のため販売現場をあまり経験できていませんが、ヤクルトレディの採用や教育研修、保育園の管理を支援するといった業務に携わっています。お客さまとの接点となる現場経験が不足しているなかで教育研修を担当するのは少し難しいですね。
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S
そうですよね。私たちの時は新入社員研修のなかでも現場を経験させてもらい、ヤクルトレディと一緒に現場を回った経験が、今の仕事の土台になっているところはあるかもしれません。
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K
ヤクルトレディと同行して、お客さまの声を直接聞けることは非常に貴重な経験ですよね。
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M
私はヤクルトレディやお客さまとの接点とは異なる現場を経験してきました。入社1年目から直販営業部直販推進課という全国各地にある販売会社を支援する部署に所属し、現在は主に自動販売機の売り上げデータを回収・管理する仕組みを整えたり、配送ルートの効率化を考えるシステムを構築したりしています。
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K
まさに、全国にあるヤクルトの自動販売機情報を管理している男ってことですね。
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M
ちょっと大袈裟ですけど、そういうことです。自動販売機に納品をしている販売会社は全部で101社あり、その社員が日々使うシステムに携わっていると思うと、若い時から影響力のある、大きな仕事を任せてもらえているなあと感じますね。
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S
私は北海道支店直販営業課に所属していた時は、量販店やドラッグストアなどの営業を担当しました。そして、現在は業務部企画調査課で、これまでとは全く異なる仕事に挑戦させてもらっています。
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O
どのような仕事なんですか?
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S
一言でいうと、さまざまな部署のハブ(つなぎ)のような存在です。ヤクルトの研究部門や商品開発、営業、生産などのさまざまな部署とやりとりしながら、依頼された調査を行ったり、その調査データをもとに各部署の連携をサポートしたり。みんなの意見を聞いて、商品導入に向けて考えを一つにまとめていく作業はとても難しいけれど、自分が関わった商品が世の中に出た時はきっとうれしいのだろうなと思います。
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M
それこそメーカーで働く醍醐味ですよね。私らは直接、商品の開発に関わる部署ではないですが、時々、発売前の商品の試食や評価を依頼されたりすると「ああ、私の一票が新商品につながるのか」と嬉しくなります(笑)。
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O
わかります!メーカーの仕事って感じですよね。
ちなみに、海外に興味がある私としては、Kさんの仕事もとても気になるのですが…。
ヤクルトでは海外と関わる仕事が多岐にわたる。
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K
今は、会社の中期経営計画に則り、すでにヤクルトが進出している国や地域に対して今後どういう商品戦略を展開していくと良いかや、新規に進出するエリアはどこを選ぶべきかといった調査がメインの部署で働いています。
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O
壮大な仕事ですね。海外に行くことも多いんですか?
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K
今はまだ海外事業における人材戦略や学術広報、生産などを担当する各部署にヒアリングし、課題を洗い出し、それらをまとめてディスカションを行っている段階なので、海外に行く機会はそれほど多くないです。ただ、新規の海外進出地域を具体的に選ぶ段階となると、現地調査や工場との打ち合わせなどで行く機会もあると思います。
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O
そういう海外との関わり方なのですね。私が入社前にイメージしていたのは、海外事業所に配属され、現地のヤクルトレディの採用や育成を担当したり、その国の量販店向けに営業したりする業務でした。
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K
もちろん、海外赴任した場合はヤクルトレディの採用や育成など現地の人と一体感をもって働く仕事もあるし、私みたいに日本から当社の海外事業全体をサポートする仕事もあります。いずれにせよ、本当にグローバルな会社だと思いますね。
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S
それに、当社の場合、希望すれば数年で海外に行ける可能性もあるというのも魅力の一つですよね。だから、海外で働きたい学生には魅力的な会社だと思います。
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O
そうですよね。私はまさに早期に海外に行けるという点に惹かれて入社を決めました。総合職は10年間で3つの部署を経験するというジョブローテーション制度があることも魅力でしたね。
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K
海外赴任すると、日本とは違う経験ができますからね。与えられる裁量も大きいし、日本とはまた違う経験をできると思います。
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M
ちなみに、ジョブローテーションで言えば、私が気になったのがKさんの企画室での仕事です。この4年間はどんな仕事をしていたんですか?
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K
私がいた時期はちょうど、会社の「中長期経営計画」を策定するタイミングだったので、まずは世の中の動きやテクノロジーの進化など外部環境を把握するための調査を行い、その後は社内の各部署の数字や資料をまとめていきました。それらをもとに中期経営計画の方向性を考えていったり、具体的に落とし込むための事業計画を作成したりしました。あと、新しい事業領域への進出を考えるような業務にも携わっていましたね。
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M
なるほど。ものすごく大きな視点で、ヤクルトを捉える仕事をしていたんですね!
「人のため」「健康のため」という考え方が浸透している。
―さて、ここで皆さんの部署の雰囲気や職場としてのヤクルトの魅力についても教えてもらってもいいですか?
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M
若手の意見をよく聞いてくれる部署だと思います。しかも、聞くだけじゃなく、理解してくれて、採用してくれる。
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O
若手の意見を大切にしてくれる雰囲気は、私の部署も同じです。やりたいと思ったことを直属の上司に相談すると、「せっかくだから、支店長に提案してみよう」とみんなが背中を押してくれます。
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S
企画調査課は少人数なので、まだ半年しかいない私もメンバーの一員として責任ある業務を任されています。大変ですけど、やりがいも大きいですね。
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K
若手が働きやすい雰囲気はどこも共通だと思います。あと、「人のため」とか「健康のため」の浸透も共通している感じがしませんか?
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S
わかります。当社においては利益も大切だけど、ヤクルトの大切にしている価値そのものの訴求が大切だという考え方が浸透していますよね。宅配営業でも直販営業でも、現場を含めてただ売るだけじゃない。どう「健康」に貢献していくかという話が誰の口からも出てくる気がします。
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M
しかも、「人のため」「健康のため」という考え方が、社外に対してだけじゃなく、社内に対してもありますよね。
4年に一度のジョブローテーションを通じて大きく成長。
―では、最後に皆さんの今後の目標を教えてもらってもいいですか?
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M
自動販売機の支援ではまだまだ課題も山積みなのですが、たとえば、AIを使って巡回ルートの最適化を図るなど、革新的なチャレンジもしてみたいですね。私の場合、社会に与える影響が大きい仕事にチャレンジしたいという気持ちが強いので、その点を意識しながら成長していけたらと思っています。
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O
私は次のローテーションで海外勤務を希望したいですね。現在の部署で経験したことを活かし、現地のヤクルトレディの働きやすい環境づくりや海外事業所と本社の架け橋になれるような仕事に携われたらと思っています。
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K
明確な目標があっていいですね!4年ごとのジョブローテーションを2回行うことは入社時に決まっているから、入社から10年目までの間に営業や管理の仕事を経験して、そのなかから自分のキャリアプランを立てられるのはすごく良い仕組みだと思います。
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M
入社時もキャリアプランをしっかり聞いてくれますよね。ちなみに、Sさんは次のローテーションについてどう考えていますか?
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S
私は2部署目の配属なので、まずはここで新商品のマーケティングを勉強していきたい。若い世代、とくに若い女性をもっと取り込めるような商品の開発に携わることができたらいいなと思っています。
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K
いいですね。私は海外に携わっている身として、世界で一人でも多くの人に当社の商品を届けたいと思っています。競合商品が増えていくなかでどう「ヤクルト」を広めるか。いずれは海外にも赴任して、ヘルスケアカンパニーとしての進化に携わりたいです。それから、いずれは企画室時代に携わっていた事業領域の拡大にもチャレンジし、食品事業に続く、第二、第三の事業の柱をつくる仕事ができればと思っています。
―皆さん、ありがとうございます。最後に、一言ずつ、今日の感想をお願いします。
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O
今日は部署を越えて、先輩たちといろいろな話をすることができて、とても新鮮でした。改めて、自分のキャリアを考える機会にもなって、参加して本当に良かったです。
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K
確かに。定期的にやってもよいかもしれないですね。
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S
私も刺激をもらいましたね。みんなの仕事の話、海外の話、学生時代の話、どれも純粋に刺激になりました。
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M
楽しかったですよね。こんな風に自分を振り返ったり、他の人の振り返りの話を聞いたりする機会ってなかなかないですもんね。社内にこんな仕事もあるのかと知れたのは大きかったですね。それから、自分自身の学生時代を振り返って、初心に戻れた気がしました。
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K
私は普段、後輩があまりいない部署なので、みんなの話を聞いて面白かったです。海外の話も多く、今の部署が担っている役割の重要性を改めて認識できました。私も皆さんから多くの刺激をもらいました。改めて、楽しかったです。ありがとうございました。
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―皆さん、今日は長い時間、ありがとうございました。