仕事内容と健康への想い
現在、私は佐賀工場の施設管理課で工場設備の運用・管理を担当しています。同工場では、圧縮空気、蒸気、電気、チルド(冷たい水)などさまざまなエネルギーを使用して工場内の設備を動かしています。これらのエネルギーを安定的に供給するため、各設備の管理・保守や設備の更新を行うことが、施設管理課の役割です。建物や空調設備、廃棄物、緑地、排水など、工場内の施設・設備全体の管理も任されているため、施設管理課の仕事は多岐にわたります。私は圧縮空気とチルド設備担当として、日常管理、保守点検、整備・更新計画の立案に携わっています。設備の整備や更新業務は、工場内の関連セクションや工事業者の方と連携を図って進めていくため、それぞれの意見を取りまとめ、方向性を一つにすることが重要です。工場全体が問題なく稼働できるよう管理を徹底し、製品の安定的な供給を支えていくことが私の仕事です。
現在の挑戦
佐賀工場では、労働生産性の向上を実現するため、さまざまな施策を実施しています。施設管理課でも積極的にこの取り組みを行っており、私は「日報・月報の電子化」に挑戦しています。これまで、日報や月報の作成に多くの時間がかかっていました。特に月報は1か月間記入し続けた日報の集約であり、「電子化により日報のデータを月報に取り込むシステム」を構築すれば、業務効率化を実現できると考えました。現在、すでに一部の設備で日報の電子化をテスト導入しており、最終的には、日報のデータを月報に取り込むシステムを導入したいと考えています。もちろん、電子化は目的を達成するための手段に過ぎませんので、システム導入がゴールではなく、導入後の「運用」が労働生産性向上のカギを握ります。全設備にシステムを導入した後には運用状況を適宜確認しながら、より効率的に作業ができるよう改良を進めていくつもりです。
仕事のやりがいと今後の目標
佐賀工場はお客さまが口にする「食品」を扱う工場であり、施設管理の立場から「品質をいかにして担保するか」が重要な使命だと感じています。そのため、例えば設備の更新では、品質に対する考えを周囲と共有することが大切です。もちろん、社外の工事業者にも、私たちが求める品質レベルを伝え、理解していただかなければなりません。さまざまな部署や工事業者とやり取りを重ね、意見を調整し、気持ちを一つにすることで初めて、設備の更新が完了します。このように苦労の伴う仕事ではありますが、だからこそ、無事に更新を終えた時は大きな充実感があります。また、ヤクルトグループでは「環境ビジョン2050」を掲げ、2050年までにバリューチェーンにおける環境負荷ゼロ経営をめざしています。同工場でも環境負荷低減に向けて、さまざまな取り組みを進めてきました。持続可能な社会を実現するには、これらの取り組みを加速度的に進めていき、環境負荷の少ない工場の実現に貢献していくことが今後の目標です。
8:00 | 出社 朝礼 メール確認 |
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8:30 | 各種設備の点検 |
9:30 | 設備の更新について業者と打ち合わせ 稟議書作成 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | チームミーティング |
14:00 | 各種設備の保守・整備 工事のための資料作成 |
15:30 | 各種設備の点検 |
16:30 | 退社 |