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生産技術職 ヤクルト製品の安全性を守り抜く「砦」となる

仕事内容と健康への想い

製造現場における
食品衛生の環境の管理を行い
食品の安全を担保する

茨城工場品質管理課で、生産現場における食品衛生環境の向上をめざして各種検査を実施しています。具体的には、理化学検査や微生物検査、製造・生産工程の環境検査などで、これにより、原材料や当社製品の安全性を担保しています。私は日常の検査業務に加えて、微生物リスクの排除や防虫・防そ委員会の活動として、細かい視点で生産現場の環境改善にも取り組んでいます。学生時代、食機能保全科学を専攻した私は、「食の安全は食のプロフェッショナルが確実に保証することで保たれる」ことを学びました。食の安全を脅かすリスクは、製造現場はもちろん、お客さまの手に届くまでにも多数存在しており、「存在する食のリスク解消に携わりたい」と思ったことが入社の動機になっています。「安全性の担保」という現在の業務目的を全うすることで、当社製品のさらなるブランド価値向上に貢献するとともに、多くの人々の健康を支えたいと考えています。

現在の挑戦

潜在リスクを
見逃さないための
「3つの目」を持つ

現在、茨城工場では、新規生産ラインの導入プロジェクトを進めており、まさにこのプロジェクトに挑戦している最中です。入社数年目にして、このような大規模プロジェクトを担当できることに感謝し、品質管理課としての視点で潜在する微生物リスクなどを排除し、安定稼働をめざしています。加えて、微生物リスクの軽減や防虫対策のため、生産現場での検査体制強化も進めています。これらを実現するには、工場内で働く仲間の協力が不可欠です。そこで、検査によって得られた結果から潜在リスクや問題点を分析し、そのうえで対策を考え、みんなの協力や理解を得られるように工夫して伝えています。そして、分析にあたっては高い視点から俯瞰して観察する「目」と、現場の目線で細かい部分を観察する「目」、そして、事象が起きた前後を調査して原因を徹底的に追及する「目」の3つを持って、潜在するリスクや問題点を浮き彫りにするよう、常に心掛けています。

仕事のやりがいと今後の目標

これから先も
「安全・安心」な商品を
安定的に供給していく

ヤクルト製品の安全を担保する品質管理課の仕事は、お客さまに安全な商品をお届けするための「最後の砦」とも言えます。逆に考えると、万が一、検査が適切に行われなければ、安全を担保することができなくなってしまいます。だからこそ、私たちは日々の検査結果をつぶさに見つめ、細心の注意を払ってリスク傾向を分析しています。例えば、生産工程で検査した結果が傾向値から逸脱した際には、「通常と何が違ったのか」を徹底的に洗い出していきます。そして、リスクが顕在化したら、Man(人)・Machine(機械)・Material(材料)・Method(方法)の4つの視点で考える「4M」をもって原因を追求していきます。解決までの道のりは長く、スムーズにいかないこともありますが、多くの人々の協力を得て解決できた時には感慨深い気持ちになります。今後も、品質管理の本質や基本的な意義を忘れずに、国内外を問わず、新規事業や工場立ち上げなどに積極的に携わっていきたいと思っています。そして、後輩の育成にも力を入れていき、「安全・安心」な商品を安定供給できる生産体制を引き続き維持していきます。

8:00 出社 朝礼、メール確認
8:30 検査業務 原料液製造の工程品の理化学検査や微生物検査
12:00 昼休み
13:00 打ち合わせ、報告書や計画書の作成
16:00 終礼、遅番の出勤者に検査の状況を引き継ぎ
16:30 退社

私は就職活動時、まずは卒業後の自分自身を明確にイメージし、広くさまざまな企業の説明会に参加しながら、将来像にマッチする企業を探してきました。就職活動は長い道のりではありますが、この時期にじっくり考えることで、入社後に熱意をもって仕事に取り組めるようになると思います。皆さまも、将来、どんな仕事をして、どんなことを成し遂げたいのか、じっくり考えてください。これから社会に羽ばたく皆さんには、輝かしい未来が待っていると思います。皆さんの未来を、社会人の先輩として応援しています。