当社は、従業員の健康保持・増進に取り組むことが将来的に収益性を高めることにつながる投資であるとの考えのもと、健康管理を経営的視点から考え、2017年9月に公表した「健康宣言」に基づいて、戦略的に実践する「健康経営」を推進しています。さらに、「健康経営」を積極的に推進するため、2020年度に専門組織として人事部内に健康経営推進課を新設しました。
従業員自らが健康管理をするだけではなく、会社も積極的に従業員の健康保持・増進に取り組んでいます。従業員の健康への意識をさらに高め、健康状態を良好なものにすることにより、事業の継続的、安定的な発展を図っていきます。
ヤクルトは、「人々の健康に貢献する」という理念の実現には従業員の健康が不可欠であるとの認識に立ち、従業員の心身の健康保持・増進および安全・安心な職場環境づくりに努めます。
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コロナ禍前の風景
現在の変化の著しい市場環境においては、多様性(ダイバーシティ)推進は企業経営に欠くことのできないものと認識しています。当社においては、以前から多様な人材が活躍できる企業風土を目指しており、採用活動や社員の配属、その後の人事異動や社員教育すべてにおいて、一人ひとりが個性と能力を最大限発揮できるよう心がけています。
ワークライフバランスを「働きやすい職場環境を整えることで、社員一人ひとりが健康で、仕事と生活の調和を保ち、持てる能力を最大限に発揮して、いきいき活躍できること」と定義しています。本社では、全社員への周知とともに、新任管理職を対象とした研修会等を行うことで意識浸透を図り、長時間労働の削減、働きやすい職場環境の整備を進めています。
安全・衛生委員会のもと、社員が安心して就業できるよう安全管理を徹底し、快適な職場環境の形成を図っています。労働災害は非常に低い水準で推移しており、その内訳は通勤災害が大半を占めています。直近10 年の正規社員・契約社員の死亡災害はありません。
「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という企業理念のもと、事業の原点である「代田イズム」に基づき企業活動を行っています。企業の持続的成長のための原動力は「人」すなわち社員であり、個の社員は企業にとってかけがえのない財産です。
そのような考えのもと、各職場で仕事を通して育成するOJTを中心として「人事制度による評価・フィードバック」と「階層別・グローバル人材養成・自己啓発支援」を組み合わせた人材育成を行っています。
人材教育の基本方針
個人が自らの課題を認識し、知識・能力を磨く
多様な個と組織を融合し、実行力を高める
そのために我々は個人が生き生きと働く環境づくりを行う
人材開発戦略3つの柱
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成長エンジンの確立に向けた人材育成の実施
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多様な個の成長を支援する人材育成の実施
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共有すべき価値観を体現できる人材育成の実施
2021年4月1日改定
「努力が必ず報われる会社でなければならない」という信念のもと、社員の働く意欲とやりがいを最大限引き出すことを狙いとし、公平・公正で納得性のある人事制度の運用を心がけています。具体的には、会社が期待する役割の大きさや職務の違いを役割グループ(階層)およびコース(職種)に分類することで、社員のキャリアビジョンを明確にするとともに能力に応じた役割を担う、いわゆる適材適所を実現しています。