ヤクルトグループは、企業理念・コーポレートスローガン「人も地球も健康に」のもと「CSR基本方針」を定めています。また、2021年3月に特定したマテリアリティに基づいた取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
ヤクルトグループは企業理念を実践し、企業として持続的に成長することを通じてCSRを全うしていきます。その具体的な取り組みの上位概念として、「CSR基本方針」を2012年4月に制定しました。
当社各部署が取り組むCSR活動を一層体系化することによって、当社のCSRマネジメントを明確にし、ステークホルダーの皆さまに対しても適正な情報開示を行っています。
私たちヤクルトグループは、企業理念に基づいた企業活動を通じて、
グループを取り巻くすべてのステークホルダーから信頼されるよう努力し、共生していきます。
企業活動を正しく行ううえでの規範として「ヤクルト倫理綱領・行動規準」を制定しています。
具体的な行動の指針や例示を追加するとともに、時代の変化に合わせて随時改定を行っています。2020年4月には第6版を発行し、全般的な項目・内容のアップデートを図るとともに、「ヤクルト倫理綱領・行動規準」の各項目とSDGsとがどのように関連しているかを明確にしました。
「ヤクルト倫理綱領・行動規準」は社員手帳にも掲載し、常に自分の意思決定のあり方について確認することができるようになっています。
経営サポート本部長(取締役常務執行役員)を委員長とし、各本部の役員による「CSR推進委員会」を設置しています。さらに、グループをあげて活動を推進するための5つの推進委員会を下部組織に据えて、CSR活動の推進を図っています。
CSR推進委員会は年に2回、半期ごとに開催され、CSR推進方針、推進策の協議ならびに進捗管理等を行っています。CSR推進委員会の会議結果については社長に報告し、適宜指示を仰いでいます。経営政策に関する重要事項については、取締役や監査役から構成される経営政策審議会および執行役員会・取締役会に諮る手順としています。
CSR活動の目標設定には、CSR推進委員会での検討のほか、有識者の意見も参考にしています。
CSRレポートは、CSR推進委員会の承認を得て作成しており、社長によるコミットメントも盛り込み発行しています。社内アンケートを実施し、そこで得られた意見も参考に、CSR活動の検証を行っています。
改訂:2015年4月
※ 2021年3月現在
ヤクルトグループは、国連が提唱している、持続可能な成長を実現するための国際的な枠組みである「国連グローバル・コンパクト(以下UNGC)」に、2021年5月に署名しました。
UNGCは、企業・団体にグローバルな課題解決への参画を求め、「健全なグローバル化」「持続可能な社会」を実現させようとする国際的な枠組みです。UNGCに署名する企業・団体は、人権、労働、環境、腐敗防止に関わる10の原則について、企業トップのコミットメントのもと、その実現に向けて努力を継続することが求められます。
ヤクルトグループは、UNGCの10原則を支持し、社会に寄与する良き企業市民として、グローバル社会と協調しながら、すべての事業活動を通して、UNGC10原則を実践していきます。