近年、『プロバイオティクス』への注目度が高まり、ビフィズス菌を用いたはっ酵乳・乳酸菌飲料の生産量が増加してきています。
それに伴い、市販製品中に含まれるビフィズス菌の正確な生菌数の測定が重要な課題になっています。
TOSプロピオン酸寒天培地は、ビフィズス菌の増殖促進物質のなかでも特に選択性の優れた“ガラクトオリゴ糖”を使用し、
はっ酵乳・乳酸菌飲料中に乳酸菌と混在するビフィズス菌を簡単な操作で選択的に精度よく検出できる培地です。
pH補正の必要はありません。115℃、15分間、オートクレーブ滅菌で使用できます。
嫌気培養には、嫌気チャンバーや嫌気ジャー(スチールウール法)のほか、市販の簡易嫌気キットも使用できます。
※ 使用上の注意
TOSプロピオン酸寒天培地に
生育するビフィズス菌のコロニー
〔㈱ヤクルト本社中央研究所撮影〕
Bifidobacterium longum ATCC15708
Lactobacillus casei ATCC334
Bifidobacterium breve ATCC15698
Lactococcus lactis ATCC19435
一部の乳酸菌が生育するが、コロニーは、ビフィズス菌のコロニーに比べて
非常に小さいため(ピンポイントコロニー)、容易に識別できます。
室温保存
湿潤しやすいのでフタをよくしめて保存して下さい。
1箱(300g×6本)
(社)全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会
『はっ酵乳・乳酸菌飲料中のビフィズス菌の菌数測定法』