近年、畜産分野では、消費者の食物への安全要求を考え、飼料への抗生物質の添加が厳しく規制されています。
そこで、これに代わるものとして、プロバイオティクスの名のもとに生菌剤が、
家畜等の発育促進や飼料効率の改善を目的に飼料添加物として、下痢の予防・治療に使用されるようになりました。
ヒト同様、子牛・子豚にとっても腸内正常菌叢の乱れは下痢の原因ともなります。
ヤクルトでは、食品として幅広く利用されている安全性の高いガラクトオリゴ糖の生理的効果に着目しました。
ガラクトオリゴ糖を含んだ飼料を家畜に与えることにより、
腸内正常菌叢が維持され、子牛・子豚の体重増加が促進されることがわかりました。
牛乳中に含まれる乳糖にβ-ガラクトシダーゼを作用させて製造される、母乳中に含まれる4'-ガラクトシルラクトースを主成分に持つ糖です。腸内の有用菌であるビフィズス菌および乳酸菌の増殖を促進させます。
処理区 | 子牛(7~56日齢) | 子豚(21~35日齢) |
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対照区 | 0.50(100) | 0.68(100) |
ガラクトオリゴ糖添加区 | 0.53(106) | 0.72(105) |
〔飼料効率:(体重増加量/飼料摂取量) ( )内は対照区との比〕
《出典(一部改変)》
大岡 実 ファームリーダー2(1)P58~60 1990
出家栄記ら、雪印乳業技術研究所報告 第92号P1~P54 1990
規 格 | 水分 | 21%以下 |
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ガラクトオリゴ糖含量 | 26%以上 | |
粗灰分 | 35%以下 | |
原料組成 | ガラクトオリゴ糖シロップ:65% 無水ケイ酸:35% |
室温保存 開封後は早めに使用してください。
20kg/袋