本レポートは、ヤクルトの乳酸菌やビフィズス菌の特長や医療領域への応用事例について、また生活習慣病予防に役立つヤクルト独自の保健機能成分と効果について、毎回テーマを決めてわかりやすく解説したものです。
NO.34
精神的ストレス状況下でのL. カゼイ・シロタ株の摂取効果
不安感や緊張感が高まったときに腹痛になる、急な下痢になる、食欲がなくなる、といった生理現象がよく知られています。
本レポートでは、腸内細菌とメンタルヘルスのかかわりについて概説するとともに、精神的ストレス状況下でのL.カゼイ・シロタ株の摂取効果について最近得られた知見を紹介します。
便性改善など、おなかの調子を整える食品素材として、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスが広く利用されています。一方、「小腸で吸収されずに大腸に到達し、腸内の有用菌やプロバイオティクスにエサとして利用され、それらの数を増やす効果を示すもの」をプレバイオティクス(オリゴ糖、食物繊維など)といいます。
本レポートでは、プレバイオティクスの1つ、ガラクトオリゴ糖の有用性について紹介します。
アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、ぜんそくなど、様々なアレルギー疾患に悩む人は増えており、近年の調査では、日本人の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を抱えているとされています。このような中、アレルギー症状を軽減する効果を有した食品素材が注目を集めていますが、中でも乳酸菌は数多くの研究が行われています。
本レポートでは、柑橘果汁を乳酸菌で発酵させた飲料の継続飲用によるアレルギー症状への影響について紹介します。