2016.1
なぜかストレスを感じやすい…その原因は性格だった!?
あなたは何か失敗をしてしまったとき、「ドンマイ!大丈夫!」と自分を元気づけることができますか?それとも「なんてダメな人間なんだ……」と自分を痛めつけるような言葉が浮かんできますか?
「同じ状況下にありながら、周りの人はそんなにストレスを感じていないようなのに、どうして自分はストレスを上手に解消できないのか?」と不思議に思う人は少なくありません。それは、内的要因や反応、いわゆる「性格」が大きく関係しています。
あなたは当てはまる?ストレスを感じやすい性格
ストレスを感じやすい性格は大きく分けて2つのタイプがあります。
1. 競争心が強く、せっかちで余裕がない、思い通りにならないとイライラしやすい、わがまま、他人をコントロールしようとする
2. 自己主張せず従順で、他人への気配りが過剰、真面目で几帳面、自分の感情、特に不安や怒りを抑圧して表に出さない、他人にコントロールされやすい
特に後者の傾向が強い人は、職場の上司と部下という間で対等な立場を保てない場合に心身の不調を引き起こしやすくなります。
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ストレスを溜めこみやすい性格は変えられる
人は生きづらさを感じると「自分を変えたい。できればストレスを上手く解消できるようになりたい」と思うようになりますが、そもそも性格を変えることはできるのでしょうか?
答えは「できる」です。ただし、遺伝的な気質や物心がつくまで(3歳くらいまで)の環境によって形成された部分は難しく、考え方や行動が習慣化した部分は変えられるといわれています。そして、性格を変えるためには、日々意識をして努力することが必要です。「自分はストレスを溜めこみやすい性格だ」と感じている人は、自分の思考の癖や感情を観察してみましょう。
例えば、ストレスを溜めやすい人は、他人の目を気にしすぎるために、自分をマイナスに評価してしまう思考になりがちです。ある人は、上司に叱責されると「私は嫌われているに違いない」と考えます。また、「上司の言い分はおかしい」と感じたとしても、自分の感情を抑え込みます。こういう人には、過去の体験から「自分は人に好かれない」「怒りは良くない」という思い込みが染みついているのかもしれません。しかし、その思い込みは間違いです。この考え方が習慣になっているのであれば、意識して変えた方が良いでしょう。
行動はコントロールしつつ、感情は無視せず受け止める
もし、あなたが自分の性格を変えたいと本気で思っているのであれば、内から出てきた感情を無視して、他人の言葉を鵜呑みにしながら生きていくことをやめましょう。
そして、自分を傷つけるようなマイナスな思考が浮かんできたら、他の捉え方はないか考えるようにしてみてください。ストレスを溜めこまずに上手に解消できる人は、マイペースで自分の意見を持っています。論理的、合理的に考えることができるので、出来事と自己評価を偏った考え方で結びつけません。失敗して落ち込むことがあったとしても早めに修正することができます。
ただ、性格を変えたいからといって無理して誰かに意見する必要はありません。暴言を吐くなど、怒りが行動に表れてしまうと、ますます自分を責めてストレスを感じてしまうでしょう。行動はコントロールしつつも、「怒っている」という感情はコントロールせずに受け止めることがポイントです。
また、他の誰かの意見を求めるのも良いでしょう。視点を変えたり、自分とは違う価値観で出来事を捉えたりすることができます。自分を知り、他人を知ることで、ストレスを解消できる新しい自分が見えてくるかもしれません。
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