Stress magazine

2015.3「R25~僕らのストレス白書~」

どちらの上司にイラッ?究極の選択

このエントリーをはてなブックマークに追加

いつの時代も、上司の存在は部下にとって悩みの種。まもなく4月。人事異動で、直属の上司が変わる人も多いことだろう。仕事のやり方を細々と指示してくる上司、完全に放任主義など、様々なタイプの上司がいるけれど、みんなはどんな上司が苦手&イライラしているの?

ちなみに、「職場に尊敬できる上司がいますか?」という質問に対しては、「いない」が61.3%、「いる」が38.7%という結果。どうやら尊敬できる上司に巡り合える確率はそれほど高くはないと考えた方がよさそうだ…

上司も必見!改善のヒントがココに

そこで今回は、日頃どんな上司にストレスを感じているのかをアンケート調査で調べてみた。全国の20~50代の男性ビジネスパーソン200人(各世代50人)を対象に行ったアンケート調査(R25調べ)で、様々な上司像から二者択一形式で、“自分をイラッとさせるタイプ”を選んでもらった。


【オンタイム編】
・逐一完全管理主義…56.7%
・部下任せの放任主義…43.3%


・伝統的な手法、やり方を好む…62.7%
・新しい手法、やり方を好む…37.3%


・直感、感覚肌…70.7%
・理論、分析肌…29.3%


まず、仕事の進め方に関しては、「逐一完全管理主義」の上司にストレスを感じる人が若干多いという結果に。管理主義の上司と答えた人の理由をみてみると、「信頼されて無い感じがするから」(36歳)、「部下を完全に信用していない」(46歳)などのコメントが多数。逐一管理されることが、不信感としてストレスにつながっている様子。放任主義の上司と答えた人の理由は、「任せているふりで、責任を逃れようとする」(33歳)、「すべて責任をなすりつける」(45歳)など、放任によって責任転嫁されることに対する不満の声が目立った。いずれのタイプにせよ、信頼関係を築いて、いざという時には責任を引き受けてくれる上司像が求められるということだろう。


続いて、仕事の手法については、「伝統的な手法、やり方を好む」上司にイラつく人が多かった。なかでも、世代別にみると20代では約7割が回答しており、新しいことにチャレンジしない上司にストレスを感じることが多いようだ。その一方で、直感タイプと理論タイプの上司では、圧倒的に「直感、感覚肌」の上司が不人気だった。これらの結果から、たとえ新しい手法を取り入れても、ちゃんとした裏付けを持っている上司像が人気といえそうだ。

【合わせて読みたい!】

ストレスMAX上司の台詞にイラッ

ちなみに、「職場に尊敬できる上司がいますか?」という質問に対しては、「いない」が61.3%、「いる」が38.7%という結果。どうやら尊敬できる上司に巡り合える確率はそれほど高くはないと考えた方がよさそうだ…

【オフタイム編】
・プライベートに過干渉…84.7%
・プライベートに無関心…15.3%


・終業後、飲みに積極的に誘う…68.7%
・終業後、飲みにまったく誘わない…31.3%


オフタイムでのプライベートや終業後の関わり方については、いずれも「そっとしておいてほしい」というのが、部下の本音のようだ。もちろん、上司の人柄や関係性にもよるのだろうが、今の時代、適度にドライな関係の方が部下からのウケはよさそうだ。


今回は白黒つけるために、あえて二択の選択でイラっとする上司像をあぶりだしてみたが、上司ばかりは部下が選ぶわけにはいかない。苦手な上司にストレスを溜めこんでしまうこともあるだろう。


※R25の記事を一部改訂して掲載しています。

※当ウェブサイトでは正確な情報を掲載するように努めておりますが、その正確性について保証するものではありません。各自の責任と判断のもとにご利用ください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

Stress magazine TOP

Page TOP