ヤクルトグループは企業理念を実践し、企業として持続的に成長することを通じてCSRを全うしていきます。その具体的な取り組みの上位概念として、「CSR基本方針」を2012年4月1日に制定し、全社が取り組むべき方向を定めました。
私たちヤクルトグループは、企業理念に基づいた企業活動を通じて、グループを取り巻くすべてのステークホルダーから信頼されるよう努力し、共生していきます。
ヤクルトグループは、CSR重点3領域に沿った活動を実効性をもって進めていくため、2015年度より、CSRのグローバルスタンダードであるISO26000に即して活動の体系化を図り、CSR活動を推進しています。
具体的には、2016年度にISO26000の7つの中核主題に則って、3領域への重点化を明確にした「ヤクルトCSR行動計画」として重要テーマを策定し、2017年度は、これをもとに関連部署が具体的な行動目標を立てたうえで、活動しました。
ヤクルトCSR行動計画 | |
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ISO26000の中核主題 | 重要テーマ |
消費者課題 | 安全・安心な商品の提供 |
お客さま第一主義 | |
お客さま個人情報の保護 | |
コミュニティへの参画 及び コミュニティの発展 |
社会貢献活動の推進 |
地域の文化・慣習の尊重 | |
地域課題解決への活動 | |
地域社会との関係強化 | |
環境 | 低炭素社会の実現 |
資源の有効活用 | |
生物多様性の保全と活用 | |
労働慣行 | 職場安全衛生の推進 |
ワークライフバランスの推進 | |
女性の活躍推進 | |
多様性の推進 | |
人権 | 多様性の推進 |
人格と人権の尊重 | |
公正な事業慣行 | 公正・健全な取引の推進 |
CSR調達の推進 | |
組織統治 | コーポレートガバナンスの実践 |
コンプライアンスに則った事業の推進 | |
守秘義務の徹底 | |
企業情報の開示と社会とのコミュニケーション |
国内・海外のヤクルトグループ企業は、当行動計画を参考にして、CSR活動を推進していく。
制定 2016年4月1日
また、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を持続可能な社会の実現のための世界の共通課題として取り組むべきものと捉え、CSR行動計画の中に、SDGs達成への貢献の観点を組み込みました。
具体的には、「ヤクルトCSR行動計画」の7つの中核主題・重要テーマと、SDGs17目標のうち、特にヤクルトグループと関係が深いものとの関係を明確に、見える化したうえで、事業の各段階において取り組みを進めていきます。
CSR担当役員を委員長とする「CSR推進委員会」を設置し、CSR推進方針、推進策の協議ならびに進捗管理等を行っています。本会議での検討事項は必要に応じて執行役員会議に上程します。