現在、主に携わっているのは契約書の審査業務です。契約締結にあたり、その契約内容に不備がないかどうかを法律的な観点から確認しています。また、契約内容に関して少しでも気になる点があるときは、過去の契約等も参考にしながら、細かな文言に至るまで相手先と確認を繰り返します。時には複雑な契約内容になることもあり、多くのやり取りが必要となる場面もありますが、契約書が無事に締結されたときの達成感は何ものにも代え難いものがあります。
私は現在、補聴器を使用していますが、会話等のコミュニケーションは問題ありません。しかし、電子音が聴きとりにくいため、電話対応は苦手です。その場合には先輩に電話をお願いするなど、周囲の方々に支えられています。また、会議に出席する際も前方の席に座らせてもらう等、配慮していただいているからこそ、安心して日々の業務を遂行することができています。今後は、法律の専門用語に対応できる英語力を身につけ、海外の契約書審査を任せてもらえるように成長したいと考え、日々努力しています。
私は聴覚に障がいがあり、今までたくさんの方々に支えられてきました。そのため、将来は今まで支えてくださった方々をはじめ、世界中の人に貢献したいという思いがあり、当社を志望しました。就職活動では、つい自分を大きく見せてしまいがちになることがあるかと思います。私も面接で、できないことも「できる」と言いたくなる気持ちがありました。しかし、できないことは「できない」という勇気こそ必要ではないかと思います。そのうえで、ありのままの自分を評価してもらうことを心がけていました。等身大の自分からスタートし、一歩ずつステップアップしていくことが大切だと思います。