学術論文確かな検証に裏打ちされた蕃爽麗茶

特定保健用食品として認可されるために、学術論文を提出し、効果効能について検証しています。

ヒト対象者におけるグァバ葉熱水抽出物の継続飲用
および過剰摂取の有効性と安全性

蕃爽麗茶が、継続して飲んでも低血糖などを起こさないことを証明しています。

試験材料と方法

1.試験飲料

試験1.継続飲用試験
グァバ葉熱水抽出液を適量希釈しグァバ茶飲料を製造した(蕃爽麗茶R(株式会社ヤクルト本社)、缶容器、190ml)。このグァバ茶飲料の主な組成は100g中、蛋白質0g*、脂質0g*、灰分0.1g*、エネルギー0kcal*、無水カフェインND*(検出限界;0.001g),ナトリウム7.7mg*、総アスコルビン酸30mg*、カリウム14.9mg*、カルシウム0.4mg、マグネシウム1.2mg、である。(*試験依頼先;財団法人日本食品分析センター)。これにはα-アミラーゼ活性阻害の作用物質であるグァバ茶ポリフェノールを35mg(HPLC法)以上含んでいる。
試験2.過剰摂取試験
紙容器製品(YM11/UBCA)を用いた。容量が200mlである以外はその組成、α-アミラーゼ阻害活性については上記試験飲料と同じである。

2.対象

試験1.
飲用試験以前の検診(直近の成人病検診)で空腹時血糖値が110mg/dl以上であったヒトをヤクルト本社社員から募集し、さらに飲用前血液検査で空腹時血糖値が110mg/dl以上の男性16名を飲用試験対象者とした。これらの対象者では血糖値に影響を及ぼす薬の服用はなかった。
試験2.
ヤクルト本社中央研究所勤務の健康な成人男女を募集し、男女各6名を対象者とした。
これらの試験開始に先立ち、ヘルシンキ宣言の精神に則り、対象者には飲用試験の目的、方法、試験飲料について説明を行い、試験に同意を得たうえで試験を実施した。

3.方法

試験1.
1日3回毎食事にグァバ茶飲料1本(缶容器、190ml)を12週間飲用した。飲用試験開始前と飲用4、8、12週間目に前夜10時以降絶食し翌朝採血を行った。採血以外に尿検査(糖、蛋白、潜血)、体重、体脂肪率、ウエストとヒップ周囲長さ、血圧を測定した。その際、試験担当医師あるいは保健婦が問診を行い、日頃の運動量、飲用に関係した症状の有無、安全性に問題となるような変化について調べた。
食事に関して食事内容や量、飲酒、喫煙等については特別な制約は行わなかった。
飲用開始、中期、終了前の各1週間について食事内容アンケート調査14)を行った。また、これまで服用していた薬については飲用期間中その種類と用法、容量の変更は認められなかった。
測定は以下に示した項目について行った。
体重、体脂肪率(生体インピーダンス法を用いた体内脂肪計、タニタ社製、TBF-501、511)、血圧、脈拍、尿検査(糖、蛋白、潜血)、血糖検査(空腹時血糖値、HbA1c、インスリン(二抗体法)、C-ペプチド、フラクトサミン)、血清脂質(総コレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質、高比重リポ蛋白コレステロール(high density lipoprotein (HDL)-コレステロール)、低比重リポ蛋白コレステロール(low density lipoprotein (LDL)-コレステロール)、レムナント様粒子分画コレステロール(remnant-like particle (RLP)-コレステロール)、血液生化学検査(GOT、GPT、ALP、LDH、γ-GTP、LAP、Ch-E、アミラーゼ、CPK、総蛋白、アルブミン、A/G、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビン、Ca、Mg、尿素窒素、クレアチニン、尿酸)、鉄代謝検査(血清鉄、総鉄結合能、不飽和鉄結合能、フェリチン、トランスフェリン)、血液学的検査(赤血球数、血小板数、血色素、ヘマトクリット値、白血球数、Lympho)
試験2.
ヤクルト本社中央研究所勤務の健康な成人男女を募集し、男女各6名を対象者とした。
これらの試験開始に先立ち、ヘルシンキ宣言の精神に則り、対象者には飲用試験の目的、方法、試験飲料について説明を行い、試験に同意を得たうえで試験を実施した。

4.統計計算

試験1.
対象者の1名(風邪の後血糖値が上昇し、血糖低下薬服用により低下した病歴がある。飲用試験時には血糖降下薬は服用していなかった。)は飲用4週間目に風邪を引き血糖値が飲用前143mg/dlから333mg/dlに急激に上昇し体調不良のため、飲用を中止し、医師の診察を受けるように指示をした。
統計計算は途中飲用試験を離脱した1名を除き、15名について対応のあるt検定、およびχ2検定を行った。飲用前の測定値は飲用試験直前の測定値を用いた。
試験2.
対象者の群分けは対象者を各年齢別に振り分け、そのバラツキはF検定により調べ、偏りがないことを確認した。便性状についてはχ2検定、排便回数と血糖値については対応のあるt検定を行った。
表中の数値は平均値±標準偏差で示した。

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