ニュースリリース
抗悪性腫瘍剤「エルプラット」の水溶性製剤を発売
株式会社ヤクルト本社(社長 堀 澄也)では、白金錯体系抗悪性腫瘍剤オキサリプラチンに関して、追加剤型となる水溶性製剤を発売しました。
当社が従来から販売している『エルプラット注射用100mg』および『エルプラット注射用50mg』は、凍結乾燥製剤であるため患者さんに投与する時に溶解する必要があります。この溶解作業は医療関係者にとって煩雑であるため、海外においては凍結乾燥製剤から水溶性製剤への切り替えが進んでいます。日本においても、水溶性製剤に対するご要望があったことから、当社では剤型追加について、2008年8月29日に申請し、2009年8月20日に取得しました。
この度の、水溶性製剤の発売により、より簡便で、より安全な製剤を患者さんに提供することができるようになりました。
なお、製品については下記のとおりです。
記
1.製品名と薬価
製品名 | 容量 | 薬価 | 発売日 |
エルプラット点滴静注液100mg | 20mL | 70,284円 | 2010年6月18日 |
エルプラット点滴静注液 50mg | 10mL | 38,142円 |
2.「エルプラット」について
「エルプラット」は、2005年3月に『エルプラット注射用100mg』が「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」の効能・効果で承認され、同年4月より当社が販売しています。また、2009年1月には容量の異なる『エルプラット注射用50mg』を発売し、2009年8月には『エルプラット注射用100mg』『エルプラット注射用50mg』ともに、「結腸がんの術後補助化学療法」の効能・効果を取得しています。今回の水溶性製剤についても同様の効能・効果を取得しています。
以 上