ヤクルトグループでは、健康増進に役立つ商品を販売するだけでなく、さまざまな方法で健康に関連する情報をお客さまにお伝えしたり、地域の安全・安心を守る活動を推進しています。
ベトナムヤクルト株式会社での取り組みをご紹介します。
貢献するSDGs
基本情報
日本の約87%ほどの国土に9,620万人が住み、目覚ましい経済成長をとげているベトナム。平均年齢は31歳と若く活気にあふれています。また、15歳以上の女性労働参加率は70%を超えており、ベトナムの成長に大きな役割を果たしています。
病院、学校、幼稚園、取引先工場、センターなどで、さまざまな方を対象に健康教室を実施しています。腸の重要性から乳酸菌 シロタ株の論文発表まで幅広い内容を、参加者に合わせてお伝えしており、新型コロナウイルス感染症の流行時には、感染症予防のポイントや正しい手洗い方法も盛り込み好評でした。
私は、健康教室の講師を務めています。ヤクルトの認知度は高まっていますが、その有用性を理解している方ばかりではありません。私は、健康教室をとおして皆さまにヤクルトの価値を伝え、一人でも多くの方に理解していただけるように頑張っています。
ヤクルトを飲用しているお客さまから、その良さを実感した話を聞くと嬉しくなります。それが誇りになり、仕事にやりがいを感じています。
当病院の患者向けに健康教室を開いていただきました。非常にわかりやすい説明だったので、腸内フローラの重要性やプロバイオティクスの価値が深く理解できたようです。
ご自分の健康のために、参加者は今後ヤクルト商品を愛飲されるのではないかと思います。
工場見学ではヤクルトの歴史、工場概要、商品の有用性、腸の健康の大切さ、ヤクルトレディの宅配システムを説明した後、生産現場を見学していただきます。顕微鏡で乳酸菌 シロタ株を見ることもでき、好評を得ています。
学生、商品愛飲者、婦人協会、高齢者協会、医療従事者などさまざまな方が参加されるため、その方々に合った内容になるよう工夫しています。
遠方の方にも安全・安心・高品質な工場を見ていただきたいと考え、2019年4月からVR工場見学を開始しました。センターでのミニ健康教室の参加者や直販取引先、オピニオンリーダーを対象に実施しています。
地域を見守り、商品と健康情報をお届けするヤクルトレディは、地域に欠かせない存在です。
平均収入は大学初任給並みとなっています。健康増進に役立つ仕事という社会貢献的な側面と安定した収入により、3年前と比較して3.7倍と着実に人数が増えています。
お客さまの健康が第一と思っており、一人ひとりの健康状況に沿って、お役立ち情報をお伝えしています。「病気にならないための予防が大事」「ヤクルト毎日飲用」というキーワードを意識して、地区の健康アドバイザーとして頑張ります。
私は耳が遠いので、ヤクルトレディさんとは紙に書いてやり取りしています。いつも親切で優しく、健康維持や病気予防の情報なども教えてくれるので、前よりも健康になったと感じています。
お客さまに商品の有用性をお伝えするための基本トーク、商品知識、健康情報等をテーマに、毎月1回(計6回)試験があり、合格するとライセンスが発行されます。
ベトナムでは乳がんの認知度はいまだ低く、乳がん予防の啓発と検診を促進することは非常に重要です。2019年は複数の団体に計約365万円を寄付し、1万人の乳がんの検診を助成したほか、抗がん剤の影響で髪を失った方50名にウイッグを寄付する取り組みに協力しました。
ビンズン省食品安全衛生局が推進する食品安全衛生管理者の育成イベントに協賛しています。2019年のイベントでは食品安全、食品衛生に関するケーススタディなどを通じて、ビンズン省の各エリアから選抜された食品安全衛生管理者の知識向上、モラルと責任感の向上に貢献しました。
2020年2月から主要都市6病院の隔離患者、医療従事者に1日2本「ヤクルト」を無償提供しており、2020年6月21日時点で累計約17万本となりました。医療機関からは「いち早く病院への協力を申し出てくれて感謝しています。医療従事者、患者さんも喜んでいます」とのお声をいただきました。流行の収束までこの取り組みを続け、対象病院も増やしていきます。
さらに、感染者が多い地域からの要請で、保健所、市場、病院の入口に手洗い台を50台設置しました。今後は、全国の幼稚園を中心に200台を設置し、手洗い習慣の浸透と感染症予防のお役に立てればと考えています。