このコミュニケーションブックでは、ヤクルトの事業活動や、SDGs※1への貢献、ヤクルトの事業に関わりが深く特に重要と考える3つの領域「健康」「地域社会」「環境」における取り組み、世界各地での特色ある取り組みを取りあげています。
「人も地球も健康に」をスローガンとして、健康に役立つ商品の開発や、持続可能な社会づくりに貢献する取り組みを行ってきたヤクルトは、企業活動そのものがCSR※2活動であり、SDGsの各目標への貢献に深く関連しています。SDGsの理念である「誰も置き去りにしない」は、私たちの原点である代田イズム(上記参照)につながるものがあると考えています。
今後も、企業として成長し、持続可能な社会の実現を達成するためには、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまと密にコミュニケーションをとり、CSR活動をより発展させていくことが大切です。
世界中にひろがるヤクルトのCSR活動とその想いを、このコミュニケーションブックを通じて感じていただけましたら幸いです。
代表取締役社長
※1 SDGs…Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標 詳しくはこちら
※2 CSR…Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任
世界40の国と地域に健康をお届けしているヤクルトグループ。その特徴を数字でご紹介します。
第2回ジャパンSDGsアワード特別賞
「SDGsパートナーシップ賞」を受賞
2018年12月、ヤクルト本社は第2回「ジャパンSDGsアワード」で特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞しました。
乳酸菌飲料の生産・販売を通じ、長きにわたり世界各地で人々の健康的な生活の実現に貢献していることや、ヤクルトレディによる宅配を、健康情報の提供等を行いながら商品をお届けする日本発のモデルとして海外へ展開し、健康で楽しい生活づくり、健康意識の向上、ひいては海外の就労や女性の活躍等にも貢献していることが評価されました。
企業理念「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」の実現に向けて、
研究・開発から皆さまのお手元に商品が届くまで、さまざまな活動に取り組んでいます。
ヤクルトは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、宇宙環境における乳酸菌のはたらきを検証する「ヤクルト宇宙プロジェクト“YAKULT SPACE DISCOVERY”」を実施しています。2018年度は、宇宙環境で乳酸菌 シロタ株を長期保管してもプロバイオティクス機能が維持されることが確認できました。
「ヤクルトグループCSR調達方針」に沿って、取引先と連携・協力しながら、人権、労働、環境、腐敗防止などに配慮した調達を推進しています。2018年度は、取引先103社に対してCSR調達アンケートを実施。各社のCSR調達の取り組み状況を把握することができました。アンケート結果は回答各社にフィードバックしており、各社のCSRの意識を高め、自主的な取り組みを促しています。
富士裾野工場など5工場で、ヤクルト類や「ジョア」の容器を製造する成形機を省エネタイプに切り替えました。
電動成形機(岡山和気ヤクルト工場)
ヤクルトでは、他社メーカーとの共同配送を推進し、物流効率化とCO2排出量削減を図っています。2018年度は中部エリア3か所において新たに他社メーカーとの共同配送を開始しました。
健康情報をお届けする「出前授業」「健康教室」(➡詳しくはこちら)の活動が食育活動として評価され、2019年4月に一般社団法人日本食育学会「食育推進企業・団体」に認定されました。
健康教室(インドネシアヤクルト)
世界各地で特色あるCSR活動を行っています。2018年度の主な取り組みや出来事を地域別にご紹介します。