ニュースリリース
国内乳製品工場への第2期設備投資計画について
2009.01.30経営・人事
株式会社ヤクルト本社(社長 堀 澄也)は、国内乳製品工場における高品質の追求および生産効率の向上と生産コストの削減を目的として、平成21年度から平成25年度にかけて、新工場1工場の建設と既存工場2工場への設備投資、既存工場4工場の閉鎖を行う総額約171億円の第2期設備投資計画を実施します。
当社の乳製品工場は、これまで品質保証や環境保全の観点から、HACCPやISO14001を取得し、品質の向上と工場機能の強化を図ってきました。しかし、工場の多くは昭和30年代後半から昭和40年代前半に建設されたもので、製品の多様化や設備の老朽化に伴い、生産設備の更新が必要になってきています。また、全国に工場が分散し、製品によっては生産量と生産能力のバランスが崩れてきており、工場配置の見直しも必要となりました。さらに、お客さまの「食品」の安全・安心に対する厳しい要求にもお応えし、より高品質の製品を安定的にお届けするために、最新技術を用いた生産機器と製品検査設備の導入を進めていかなければなりません。
そこで、これらの課題を解決するとともに、今後の新製品導入に向けた設備導入スペースの確保と、時代にあわせたフレキシブルな生産体制の確立を目指し、平成17年度から第1期設備投資計画を進め、現在、国内19工場(本社工場:10、子会社工場:9)を14工場(本社工場:8、子会社工場:6)に集約しました。
このたびの第2期設備投資計画の実施により、国内乳製品工場は、11工場(本社工場:5、子会社工場:6)となります。
第2期設備投資計画の詳細な内容は、下記のとおりです。
記
【参考】第1期設備投資計画の概要
1.設備投資工場
本社工場 : 福島工場、茨城工場
子会社工場 : ㈱岩手ヤクルト工場、㈱愛知ヤクルト工場、㈱福岡ヤクルト工場
2.閉鎖工場
本社工場 : 札幌工場、藤沢工場(藤沢工場は化粧品専用工場へ転換)
子会社工場 : ㈱北陸ヤクルト工場、㈱長崎ヤクルト工場、㈱岡山ヤクルト工場
【乳製品工場の概要】
1.本社工場 (平成20年12月末現在)
※兵庫三木工場(仮称)は計画案です。
2.子会社工場 (平成20年12月末現在)
当社の乳製品工場は、これまで品質保証や環境保全の観点から、HACCPやISO14001を取得し、品質の向上と工場機能の強化を図ってきました。しかし、工場の多くは昭和30年代後半から昭和40年代前半に建設されたもので、製品の多様化や設備の老朽化に伴い、生産設備の更新が必要になってきています。また、全国に工場が分散し、製品によっては生産量と生産能力のバランスが崩れてきており、工場配置の見直しも必要となりました。さらに、お客さまの「食品」の安全・安心に対する厳しい要求にもお応えし、より高品質の製品を安定的にお届けするために、最新技術を用いた生産機器と製品検査設備の導入を進めていかなければなりません。
そこで、これらの課題を解決するとともに、今後の新製品導入に向けた設備導入スペースの確保と、時代にあわせたフレキシブルな生産体制の確立を目指し、平成17年度から第1期設備投資計画を進め、現在、国内19工場(本社工場:10、子会社工場:9)を14工場(本社工場:8、子会社工場:6)に集約しました。
このたびの第2期設備投資計画の実施により、国内乳製品工場は、11工場(本社工場:5、子会社工場:6)となります。
第2期設備投資計画の詳細な内容は、下記のとおりです。
- 1.設備投資の基本コンセプト
- (1)お客さまの信頼に応える高品質を追求した工場にします。
- (2)生産量と生産能力のバランスが取れた生産性が高い工場にします。
- (3)新製品および新規設備導入に対応可能な工場にします。
- (2)生産量と生産能力のバランスが取れた生産性が高い工場にします。
- 2.第2期設備投資計画の内容(国内乳製品工場の概要は別表参照)
- (1)投資対象工場および計画概要
工 場 操業開始時期(予定) 主な投資内容 本社工場 兵庫三木工場(仮称) 平成24年度 新工場の建設(京都工場、福山工場全生産品目設備の移設および熊本工場生産品目「ソフール」設備移設) 佐賀工場 平成25年度 新生産棟の建設(熊本工場生産品目ヤクルト類原料液設備の移設) 富士裾野工場 平成21年4月 生産設備の増設(静岡工場の一部設備の移設)
(2)閉鎖対象工場工 場 閉鎖時期(予定) 本社工場 静岡工場 平成21年7月 京都工場 平成24年度 福山工場 平成24年度 熊本工場 ※ 平成25年度
※熊本市都市計画道路事業計画により、一部土地収用のため閉鎖
(3)計画の目的
「生産工場の老朽化対応」「新製品導入や現行商品の改良への対応」「万一の事故を未然に防ぐ生産設備の整備」「集中と集約によるコストダウン」を進めていきます。
(4)実施期間
平成21年度から平成25年度(2009年4月~2014年3月)
(5)投資額
約171億円の予定です。
- 3.従業員の処遇
- 当計画を進めることにより、国内乳製品工場は11工場体制となり、通算で従業員約300名の削減が可能ですが、計画終了までに定年退職等による自然減ならびにグループ内での吸収を図り、人員整理は行いません。
- 4.第1期および第2期設備投資計画の実施による効果(本計画の効果に限定し金額換算)
- (1)計画終了時点である平成25年度の国内乳製品生産能力は日産約1,500万本となり、国内人口の10%を超える生産能力を確保する見込みです。
- (2)計画終了時点である平成25年度の一人当りの生産性は約20%向上する見込みです。
- (3)計画終了後の平成26年度の人件費は、約25%削減される見込みです。
- (4)計画終了後の平成26年度の生産コストは、単年度で約13億円の削減、計画当初からの通算では約100億円の削減効果があり、翌年度以降、毎年約20億円以上の生産コスト削減に貢献する見込みです。
- (2)計画終了時点である平成25年度の一人当りの生産性は約20%向上する見込みです。
- 5.今後の予定
- 今後の経済環境および市場動向、さらには当社の製品構成や販売数量等を勘案したうえで、第3期計画を検討します。
以 上
【参考】第1期設備投資計画の概要
1.設備投資工場
本社工場 : 福島工場、茨城工場
子会社工場 : ㈱岩手ヤクルト工場、㈱愛知ヤクルト工場、㈱福岡ヤクルト工場
2.閉鎖工場
本社工場 : 札幌工場、藤沢工場(藤沢工場は化粧品専用工場へ転換)
子会社工場 : ㈱北陸ヤクルト工場、㈱長崎ヤクルト工場、㈱岡山ヤクルト工場
1.本社工場 (平成20年12月末現在)
投資 対象工場 | 閉鎖工場 | |||||
福島県福島市黒岩字遠沖10番地の1 024(546)8960 | ヤクルト類原料液、ソフール、ビフィーネ | |||||
茨城県猿島郡五霞町大字川妻1232番地の2 0280(84)2121 | ヤクルト類原料液、BF-1 | |||||
静岡県裾野市下和田字十三郎653番1 055(997)3311 | ヤクルト類原料液、ジョア、ソフール、ピュアラ、ビフィーネ、プレティオ | |||||
静岡県静岡市駿河区国吉田2丁目6番7号 054(262)8960 | ソフール | |||||
京都府宇治市槇島町十八38番地 0774(22)8960 | ヤクルト類原料液、ビフィア、ビフィーネ | |||||
(仮称) | 兵庫県三木市志染町戸田字中尾1838-266 | ヤクルト類原料液、ソフール、ビフィア、ビフィーネ | ||||
広島県福山市神村町5253番地 084(934)8960 | ヤクルト類原料液、ソフール | |||||
佐賀県神埼郡神埼町大字田道ヶ里2300番地 0952(52)3161 | ジョア、ビフィーネ、プレティオ | |||||
熊本県熊本市上熊本3丁目24番地1号 096(324)8960 | ヤクルト類原料液、ソフール |
※兵庫三木工場(仮称)は計画案です。
2.子会社工場 (平成20年12月末現在)
岩手県北上市相去町大松沢1番45 0197(67)1077 | ヤクルト類 | |||
千葉県四街道市和田166番地 043(432)8960 | ヤクルト類 | |||
愛知県日進市藤枝町前田5番地 0561(73)8960 | ヤクルト類 | |||
大阪府寝屋川市池田3丁目1番26号 072(826)8960 | ヤクルト類 | |||
兵庫県神戸市西区池上3丁目5番地の3 078(974)8960 | ヤクルト類 | |||
福岡県筑紫野市大字俗明院1番地の1 092(925)8960 | ヤクルト類 |