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ニュースリリース

日本における がん治療薬ThermoDox®(サーモドックス)の開発計画を開始

2008.08.19医薬品
 米国時間の8月18日(月)午前8時30分、セルシオンコーポレーション (以下セルシオン、社長兼最高経営責任者 Michael H.Tardugno)および株式会社 ヤクルト本社(以下ヤクルト、社長 堀 澄也)は、がん治療薬ThermoDox®(サーモドックス)の日本での承認を目指して、非臨床および臨床試験を開始することを発表しました。
 セルシオンおよびヤクルトは、日本市場でのThermoDox® の商業化に関する基本合意書を締結し、それに基づいて、今後正式契約を締結する運びとなります。

 セルシオンの社長兼最高経営責任者であるMichael H.Tardugno氏は、次のようにコメントしています。
 「我々は、栄養(乳製品)およびヘルスケアにおける日本のリーディングカンパニーであるヤクルトとの契約締結について発表できることを嬉しく思います。ヤクルトが、原発性肝がんの治療薬となる可能性を秘めたThermoDox®を当社と共同開発することに興味を示したことにより、初期試験で見出された本薬剤の有望性に対する我々の自信は更に裏付けられ、そして我々の臨床試験計画が明らかに強化されることになります。」

 ヤクルトの専務取締役・医薬品事業本部長である寺田 清 博士は、次のように コメントしています。
 「我々は、セルシオンの日本市場に対する興味に多いに勇気付けられています。肝細胞がんのような難治性のがん治療に対するThermoDox®の独特かつ優れた治療上のアプローチは、我々の共同開発を決定付けるに足る確かな根拠となりました。我々は、セルシオンの優れたチームと共に仕事ができることを楽しみにしています。」

【セルシオンコーポレーションについて】
 セルシオンは、熱活性型薬剤輸送システムと熱エネルギーを集約化させて腫瘍選択的治療を提供する抗がん剤の開発と商業化を行う会社です。セルシオンは、米国国立衛生研究所、デューク大学医療センター、香港大学、クリーブランド病院およびノースショアロングアイランドジューイッシュヘルスシステムなどのような先進的な機関と研究、ライセンスまたは商業化に関する契約を結んでいます。
 セルシオンに関する更なる情報は、ウェブサイト(アドレス:www.celsion.com)をご覧下さい。

【株式会社ヤクルト本社について】
 ヤクルトは、医薬品、食品、飲料、化粧品の開発・販売を行う日本の有名企業で、 日本において、がん領域およびリポソーム関連薬剤での地位を高めようとしています。
 ヤクルトに関する更なる情報は、ウェブサイト(アドレスwww.yakult.co.jp )をご覧下さい。

【ThermoDox®について】
 ThermoDox®は、様々ながん治療に対して承認され、広く使用されている抗がん剤のドキソルビシンをセルシオンが所有する熱感受性リポソームに封入した製剤です。局所的に熱を集中させること(40-42℃以上)で、リポソーム内のドキソルビシンが放出されます。本輸送技術により、高濃度のドキソルビシンを、標的腫瘍内に 局所的に集めることができます。

 本発表内容には1995 年米国民事証券訴訟改革法のセーフハーバー規定に基づいてなされた将来の見通しに関する記述が含まれています。そのため、将来の見通しに関する記述には、リスク、不確定要素が含まれます。これらのリスク、不確定要素には、研究・開発、臨床試験実施過程における予期されない変更、他の技術、資産または事業の買収、締結された基本合意書が正式契約に至らないリスク、消費者、供給者、競合他社、監督官庁による提訴、および米国証券取引委員会への定期報告においてしばしば述べられる他のリスクなどが含まれますが、これらに限定されるものでもありません。

 本リリースは、セルシオンコーポレーションおよび株式会社ヤクルト本社が共同で発信しています。

以 上

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