ニュースリリース
国内乳製品工場への設備投資計画について
2006.01.27経営・人事
株式会社ヤクルト本社(社長 堀 澄也)は、国内乳製品工場における高品質の追求および生産効率の向上と生産コストの削減を目的として、平成17年度末から平成20年度を第1期計画とした総額191億円の設備投資を行います。
当社の食品事業は、「人々の健康に貢献する」ことを基本理念に、昭和10年に「ヤクルト」の製造・販売を開始したことに始まります。以来、乳製品乳酸菌飲料やはっ酵乳など製品の多様化を図り、現在では22品目の製品を本社10工場、子会社9工場で生産しています。そして、これらの工場では、品質保証や環境保全の観点からHACCPやISO14001を取得し、品質の向上と工場機能の強化を図ってきました。
一方、当社の乳製品工場の多くは昭和30年代後半から昭和40年代前半に建設されたもので、製品の多様化や設備の老朽化に伴い、生産設備の更新が必要になってきています。また、全国に工場が分散し、製品によっては生産量と生産能力のバランスが崩れてきていることから、工場の配置の見直しが必要です。
特に、近年の「食品」の安心・安全に対するお客さまの強い関心にお応えし、より高品質の製品を安定的にお届けするために、最新技術を用いた生産機器と製品検査設備の導入を進めなければなりません。
そこで、これらの課題に対応するとともに、今後の新製品導入に向けた設備導入スペースの確保と、時代に合わせたフレキシブルな生産体制の確立を目指した投資計画を進めることとしました。
詳細な計画内容は、下記のとおりです。
記
【乳製品工場の概要】
1.本社工場 (平成17年12月末現在)
2.子会社工場 (平成17年12月末現在)
※㈱岩手ヤクルト工場は、現在の盛岡市から北上市(北上南部工業団地)へ移転し、新設します。
建設予定地 : 北上市相去町大松沢1番45・46 (北上南部工業団地)
敷地面積 : 38,455.73m2
建築面積 : 約6,996m2
当社の食品事業は、「人々の健康に貢献する」ことを基本理念に、昭和10年に「ヤクルト」の製造・販売を開始したことに始まります。以来、乳製品乳酸菌飲料やはっ酵乳など製品の多様化を図り、現在では22品目の製品を本社10工場、子会社9工場で生産しています。そして、これらの工場では、品質保証や環境保全の観点からHACCPやISO14001を取得し、品質の向上と工場機能の強化を図ってきました。
一方、当社の乳製品工場の多くは昭和30年代後半から昭和40年代前半に建設されたもので、製品の多様化や設備の老朽化に伴い、生産設備の更新が必要になってきています。また、全国に工場が分散し、製品によっては生産量と生産能力のバランスが崩れてきていることから、工場の配置の見直しが必要です。
特に、近年の「食品」の安心・安全に対するお客さまの強い関心にお応えし、より高品質の製品を安定的にお届けするために、最新技術を用いた生産機器と製品検査設備の導入を進めなければなりません。
そこで、これらの課題に対応するとともに、今後の新製品導入に向けた設備導入スペースの確保と、時代に合わせたフレキシブルな生産体制の確立を目指した投資計画を進めることとしました。
詳細な計画内容は、下記のとおりです。
- 1.設備投資の基本コンセプト
- (1)お客さまの信頼性を重視した品質を確保できる工場にします。
- (2)生産量と生産能力のバランスが取れた生産性が高く、生産コスト削減を実現できる工場にします。
- (3)新製品および新規設備導入に対応可能な工場にします。
- (2)生産量と生産能力のバランスが取れた生産性が高く、生産コスト削減を実現できる工場にします。
- 2.設備投資計画の内容
- (1)計画の概要
- 国内に19工場(本社工場:10工場、子会社工場:9工場)ある乳製品工場のうち、ヤクルト類瓶詰部門とそれに関連するヤクルト類原料液生産部門の集約を中心に5工場に設備投資を行い、4工場を閉鎖することで生産拠点の集中・集約化を図ります。
- (2)期間
- 平成17年度末から平成20年度
- (3)投資額
- 本社工場 :111億6千9百万円
- 子会社工場 : 79億3千2百万円(注1)
- 合 計 :191億1百万円
- 注1)子会社工場は資金調達を自社で行いますが、その際、当社が債務を保証します。債務保証額は37億円です。
- 子会社工場 : 79億3千2百万円(注1)
- (4)投資対象工場および計画概要
工 場 主な投資内容 本社工場 福島工場 新生産棟の建設および設備の更新 茨城工場 新生産棟の建設および生産ラインの増設 子会社工場 ㈱岩手ヤクルト工場 新工場建設および生産ラインの増設(注2) ㈱愛知ヤクルト工場 生産棟の増改築および生産ラインの増設 ㈱福岡ヤクルト工場 生産ラインの増設 - 注2)㈱岩手ヤクルト工場は現在の盛岡市から北上市(北上南部工業団地)へ移転し新設します。
- (5)閉鎖対象工場
工 場 本社工場 札幌工場 藤沢工場(注3) 子会社工場 ㈱北陸ヤクルト工場 ㈱長崎ヤクルト工場 - 注3)藤沢工場は化粧品専用の工場とします。
- 本設備投資計画終了時の商品構成、販売数量および市場の動向や新製品の導入計画を考慮し、平成21年度から平成24年度にかけた第2期の設備投資計画を策定します。
第1期設備投資計画から第2期設備投資計画までの通算では、総額300億円を超える設備投資を行い、全ての計画を終了した時点での乳製品工場は、現行の19工場から11工場体制とする予定です。 - 11工場体制により、従業員約360名の削減(約22%減)が図れますが、全ての計画終了(平成24年度)までに定年退職等による自然減ならびにグループ内での吸収を図り人員整理は行いません。
- (1)計画終了時点の国内乳製品生産能力は日産約1,500万本となり、国内人口の10%を超える生産能力を確保します。
- (2)計画終了時点の一人当りの生産性は約30%向上します。
- (3)計画終了後の人件費は、約25%削減されます。
- (4)計画終了時点の生産コストは、約20億円削減されます。
- (2)計画終了時点の一人当りの生産性は約30%向上します。
3.今後の予定
4.従業員の処遇
5.設備投資計画により得られる効果(全ての計画終了予定の平成24年度現在)
以 上
1.本社工場 (平成17年12月末現在)
対象工場 | ||||||
北海道札幌市清田区平岡2条5丁目2番1号 011(883)8960 | 原料液、ヤクルト類、ジョア、ソフール、ビフィーネ | |||||
福島県福島市黒岩字遠沖10番地の1 024(546)8960 | 原料液、ソフール、ピュアラ、ビフィーネ | |||||
茨城県猿島郡五霞町大字川妻1232番地の2 0280(84)2121 | ヤクルト類 | |||||
神奈川県藤沢市鵠沼神明2丁目5番10号 0466(25)8960 | 原料液、ヤクルト類 | |||||
静岡県裾野市下和田字十三郎653番1 055(997)3311 | 原料液、ヤクルト類、ジョア、ソフール、ピュアラ、ビフィーネ、プレティオ | |||||
静岡県静岡市駿河区国吉田2丁目6番7号 054(262)8960 | ソフール | |||||
京都府宇治市槇島町十八38番地 0774(22)8960 | 原料液、ビフィーネ | |||||
広島県福山市神村町5253番地 084(934)8960 | 原料液、ソフール | |||||
佐賀県神埼郡神埼町大字田道ヶ里2300番地 0952(52)3161 | ジョア、ビフィーネ、プレティオ | |||||
熊本県熊本市上熊本3丁目24番地1号 096(324)8960 | 原料液、ソフール、ピュアラ |
2.子会社工場 (平成17年12月末現在)
対象工場 | ||||||
岩手県盛岡市上堂4丁目3番4号 019(643)8960 | ヤクルト類 | |||||
千葉県四街道市和田166番地 043(432)8960 | ヤクルト類 | |||||
愛知県日進市藤枝町前田5番地 0561(73)8960 | ヤクルト類 | |||||
石川県石川郡野々市町本町6丁目20番1号 076(246)8960 | ヤクルト類 | |||||
大阪府寝屋川市池田3丁目1番26号 072(826)8960 | ヤクルト類 | |||||
兵庫県神戸市西区池上3丁目5番地の3 078(974)8960 | ヤクルト類 | |||||
岡山県岡山市国府市場43番地 086(275)8960 | ヤクルト類 | |||||
福岡県筑紫野市大字俗明院1番地の1 092(925)8960 | ヤクルト類 | |||||
長崎県諫早市多良見町市布1539番地 0957(43)8960 | ヤクルト類 |
※㈱岩手ヤクルト工場は、現在の盛岡市から北上市(北上南部工業団地)へ移転し、新設します。
建設予定地 : 北上市相去町大松沢1番45・46 (北上南部工業団地)
敷地面積 : 38,455.73m2
建築面積 : 約6,996m2