主なQ&A
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Yakult Vision 2020 の最終年度では、全体の営業利益率が12.6%の計画です。御社の利益率向上への意欲を強く感じます。それぞれの計画を積み上げた結果であると思いますが、その中で、営業利益率を強く意識された背景について教えてください。
当社は「世のため、人のため、世の中に求められる企業になりたい」という思いで事業活動をしています。儲けを第一に追求するのではなく、事業を継続していくために適正な利潤を求めていくことが大切だと考えています。Yakult Vision 2020の数値目標については、この考えに基づいて積み上げた結果です。この数値を目指して効率的な経営をしていきたいと考えています。 -
Yakult Vision 2020の 最終年度では、国内飲料食品事業の営業利益率を10.7%とする計画です。どのような自信があるのか教えてください。
前期は、ヤクルト400類が値上げ後も販売数量を増やし、乳製品全体の販売数量は46万本増加しましたので手応えを感じました。一方、市場では、乳酸菌に対する消費者の関心が高まり、理解も進む中で、当社商品より高価格の商品も消費者の支持を得ています。このため、当社はプロバイオティクスのパイオニアとして、今後は高機能の商品も市場へ導入していきたいと考えています。多数のエビデンスを持つ科学的な価値のある商品を、お客さまに丁寧に説明できる組織の強みを活かしていくことで、収益性の改善につなげていきます。そして、2020年度までの4年間で113万本の増加を達成したいと考えています。 -
YL数の減少に歯止めがかかっていませんが、YLのシステムを今後どのように再構築していくのか教えてください。
数ある職種の中からYLの仕事に魅力を感じていただくために、現在はグループ一体となって、YLの労働環境の整備を進めています。女性の社会進出が進む中で、様々な働き方のニーズに合ったキメ細かい対応をしていく必要があると考えています。また、ITを活用したお客さまづくりにも取り組み、YLの収入を増やす環境整備も進めていきます。 -
Yakult Vision 2020の 最終年度では、海外の販売対象人口が現在より5億人増える計画です。これまでよりも市場拡大のスピードを加速する計画になっていますが、背景を教えてください。
海外進出国の総人口は約42億人です。その中で、販売対象人口は20億人を超えましたが、まだ多くの未配地域が存在します。今後は、中国やインドをはじめ、現在進出している1億人以上の人口大国を中心に、既存拠点の周辺と未配地域の市場を拡大していきます。また、来春に販売を開始するミャンマーなど、新たな進出国も加えて、販売対象人口を増やしていきます。 -
2017年1~3月の中国全体の販売数量は前年比125.8%と非常に高いと思います。前年の1~3月の販売数量が低かったことも要因になっているとは思いますが、それ以外にどのような要因があったのでしょうか。
2016年1~3月に大きく販売数量を落とした広州は、4月以降に社員全員が危機感をもって取り組み、販売数量回復のために、例年以上の販促を実施しました。その結果、広州の販売数量は通期で106%となりました。また、中国全体としては、2016年の拠点開設を2か所にとどめ、既存拠点に集中して販売活動の質を高めてきました。こうして蓄積された力が、今期2017年の1~3月の成果として現れていると考えています。 -
医薬品事業の今期の売上高計画は250億円です。2020年度の計画は40億円増収の290億円ですが達成できるのでしょうか。
2018年4月以降、毎年薬価改定が実施される中で、既存の薬剤だけで2020年度の売上高目標である290億円は達成できません。このため、新たな薬剤を薬価収載時期も考慮しながら導入し、他社との販売提携も含めて290億円を目指していきます。 -
今期の医薬品の研究開発費は42億円の計画となっていますが、どのくらいまで減らせるとお考えでしょうか。
医薬研究開発費の削減は、医薬品事業の将来の芽を摘むことになりますので考えていません。前期の実績は予算40億円に対して34億円でしたが、経費執行の期ズレや未消化によるものです。今期は前期予算とほぼ同水準の42億円を計画しています。
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