人も地球も健康に Yakult

主なQ&A

  • Q 今期業績予想は、過去最高益を見込まれています。御社は、数年前迄、“今は投資先行の時期である”とコメントをしていましたが、今期以降は利益成長ステージに入ったと見て良いのでしょうか。

    事業成長の過程において、現時点では、まだまだ国内外ともに多くの投資が必要と考えています。このため、今後も利益とのバランスを考慮しながら、必要な投 資を継続してまいります。そして、利益成長においても、ビジョン2020の利益目標を達成出来るように邁進してまいります。
  • Q 国内飲料事業は、過去10年くらいは厳しい状況が続いていましたが、ここ数年盛り返してきています。ヤクルト400シリーズの牽引もありますが、それ以外の商品も改善してきたのだと思います。国内飲料事業はどのようにして改革されてきているのですか。

    販売本数が低迷していた10年前は、製品が売れなくなると、ノベルティを付けて販売するなど、結果的にブランド価値を毀損していたと気付きました。そこ で、価値普及の徹底を目指し、宅配においては、ヤクルトレディの質を上げるために労働環境整備などに努め、直販では、製品価値を伝える店頭プロモーション スタッフを充実させてまいりました。先ずは10年前の水準である今期目標900万本/日を達成し、ビジョン2020の目標である1,050万本/日の達成 を目指してまいります。
  • Q 向こう5年くらいの設備投資について教えて下さい。今期530億円の設備投資の計画が出ていますが、設備投資は今がピークで、これからは減少していくイメージなのでしょうか。

    国内においては、工場再編が一段落し、今期は、研究所に対する投資を行っています。海外においては、需要の拡大に応えるべく生産設備に対する投資がまだまだ続く状況です。
  • Q 社長より新たな一歩を踏み出すとのコメントがありましたが、そのコメントを受けて、改めてジュース・清涼飲料事業を続ける意義を教えて下さい。

    ジュース・清涼飲料は、現在、本社出荷で300億円強の売上があり、メーカーとして健康に寄与する機能性飲料の開発・販売を中心に事業展開を進めています。また、販売会社は、宅配とジュース清涼飲料の構成が高い直販の両輪で事業を展開しており、組織の維持拡大のためにも、今後とも事業成長を目指していきます。
  • Q 医薬品事業は、今期計画が大幅な増収となっていますが、エルプラットだけでなく、ゲムシタビンやその他医薬品でもかなり伸びる計画となっています。エルプラットの前期第4四半期は販売実績が大きく伸びた様ですが、足元の販売状況教えて下さい。

    エルプラットは、医薬卸への奨励策実施により、3月の出荷が多く、4月の出だしは控えめとなっています。その一方、4月の卸から医療機関への実消化を見ている限り、アジュバント療法の伸長に手応えを感じています。
    また、ゲムシタビンは、ジェネリック医薬品の中で、溶解性が高く使い勝手が良い点が病院の薬剤を取り扱う部門に評価されており、今期は前期を大きく上回る販売を見込んでいます。
  • Q 今回の決算では営業利益計画を上回り、来期の予想も市場のコンセンサスを上回るものでした。今期も、発表した計画に対する利益確保のために、経費執行をコントロールされるのですか。

    前期実績は、売上の状況と経費執行のバランスを意識した結果です。今期においても同様の利益管理を行うことにより、企業価値向上に努め、ステークホルダーの皆さまに満足いただけるように頑張っていきます。
  • Q アジア・オセアニア地域の前期と今期を比較すると、売上の伸びに対して利益の伸び方が弱い気がします。昨年は中国の値上げ効果があったせいもありますが、利益の伸びが弱くなってしまう背景について教えて下さい。

    国際事業全体では、前期の為替を除いた増益額を今期の増益額と比較すると、今期が低い予想です。増益額が減少した理由として、アジア・オセアニア地域の成長を牽引している中国およびインドネシアの供給体制がひっ迫している状況が挙げられますが、営業利益率は、前期並の高い利益率を維持する計画です。
  • Q メキシコの販売状況が改善しつつあります。人口比は現在4%ですが、成長している背景について教えて下さい。

    メキシコの1日当たり乳製品販売数量は、創業以来33年間常に前年を上回り続けています。昨年上期は、はっ酵乳に力を入れた結果、トータルで前年割れとな りましたが、下期は、ヤクルトに重点に置きなおすことで、通年では、前年の数量を捉えることが出来ました。今期もヤクルトを中心に販売の拡大を図り、着実 な成長を目指していきたいです。
  • Q 今後の株主還元の考え方について教えて下さい。

    配当方針については、従前から述べているとおり、高いレベルで安定的に配当を実施していきたい方針に変わりありません。
  • Q 海外の現預金を配当原資とした株主還元は考えられませんか。

    海外資金の使途については、適宜検討しながら、株主の皆様にも還元していきたいと思います。
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