主なQ&A
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ミルミル類の1日当たりの年間販売予想は48万本となっていますが、足元の販売状況と達成見込みについて、教えてください。
10月から新発売のミルミルSは、10月度販売本数51万本と、好調なスタートとなりました。一方、ミルミルの販売本数は31万本でした。ミルミル類合計の約81万本というのは、ミルミルSの発売月であることや、広告投入していることもあって高い実績になっています。このため、この販売本数を維持することは難しいと思っていますが、予想している本数よりは、高い実績になると考えています。 -
ミルミル類の販売本数が年間予想を上回った場合、売上増で発生した利益は、そのまま残していくのでしょうか。
販売本数が年間予想を上回ると、売上高、売上総利益は計画を上回ります。一方、広告宣伝費を始めとした経費は、年間予算に従って消化していきます。よって、販売実績が計画を上回れば、利益面でもプラス効果がでると考えています。 -
国内飲料事業の売上は好調に推移していますが、中期的に見て、営業利益はどのような推移をしていくのでしょうか。
我々は、健康を軸としたビジネスを行っていますので、国内の飲料食品事業についても、販売面では、まだまだ伸びしろがあると考えています。
コスト面では、安心・安全の問題、環境の問題、他社との競争などに打ち勝っていくために、変革のための投資、営業現場での設備投資、それから人に対する投資などは欠かせませんが、中長期的にも増収増益を目指していきたいと考えています。 -
エルプラットは、ゼロックス療法やアジュバント療法の浸透、水溶性液剤の発売もあり、売上のモメンタムが強くなっていると思います。しかし、上期実績の伸び率29%に比べて、下期の伸び率は鈍化する計画となっています。このような計画となった背景について教えてください。
上期の29%の伸びに対して、下期は保守的に見えるかもしれません。下期に計画については、エルプラットの投与期間が少し短くなることを織り込んだことから伸び率が低くなっています。 -
来期のエルプラットの売上について、今後どの程度伸びていくと考えていますか。
来期については、最低でも今期より10%以上の伸びを期待したいと思っています。 そのためにも、アジュバント療法のシェアを上げていくこと、患者のためにも投与期間を短くすることなく正しい投与を推進していくこと、20%位いるエビデンスが無い経口剤を使っている患者に、エビデンスがあるエルプラットを用いた治療を受けてもらうことなどの課題を解決していきたいと考えています。 -
来期以降の医薬品事業の研究開発費の考え方について教えてください。
来期の予算は、これから作成していきますので、詳細については、現時点では申し上げられませんが、エルプラットの胃がん第Ⅲ相臨床試験は来期も継続しますし、それ以外の開発もあるので、研究開発費は膨らんでくると考えています。しかし、売上げを拡大することで、営業利益を下げることのないようにしていきたいと思います。 -
上海の販売数量を見ると、それほど回復しているようには見えません。足元の回復状況について教えてください。
従来、上海ヤクルトの市場であった南京を上海ヤクルト販売に移管したことが要因です。南京の実績も含めて考えれば、上海の実績は前年比100%以上の実績でした。 -
香港の販売実績は7-9月の段階でも、あまり改善していませんが、足元では回復してきているのでしょうか。
香港では、昨年11月に放映されたテレビ番組の影響で、大きく売上げが減少しました。
現在は、販売本数が少しずつ回復し、前年比で70%を超すくらいに戻っています。また、来春には、香港でヤクルトライトを生産、発売するよう準備を進めています。
今後、ヤクルトライトの本格的な発売を機に強力なPRを行って、お客様に応えようと考えています。 -
米国での現在の販売状況と今後の事業拡大の考え方について、教えてください。
米国事業は現在6州で展開しています。一般的に知られている主要なスーパーマーケットには、ほとんど納入できており、課題としては、一店舗あたりの販売本数を拡大していくことです。
現在の販売地域、特にテキサス、カリフォルニアなどで大きく展開できれば、広告の効率化などでも波及効果があると考えていますので、この6州で、きちんと知名度を上げた後で、地域を拡大していきたいと考えています。 -
メキシコの販売数量は回復してきているようですが、具体的な回復状況と今後の展開についての考え方を教えてください。
一般論として、メキシコの実質経済成長率は良くなってきていますが、回復は輸出が中心で、まだ内需にまで至っていません。
当社の販売本数の前年比については、1-6月100.0%、1-9月101.1%と前年を上回って推移しています。チャネル別にみると、宅配チャネルでは、1-6月、1-9月とも前年を上回っています。店頭チャネルでは、買い物をする客数の減少と購入頻度の低下により前年割れとなっていますが、1-6月3.1%減に対して、1-9月は0.6%減と下げ幅は小さくなっています。
販売実績は、過去29年間ずっと増え続けていますし、価格についてもインフレに合わせて改定していくという基本方針は変わりません。経済環境は厳しい状況ですが、若干費用を使ってでも、販売本数をプラスにしておけば、内需が良くなっている傾向も出ているので、良い結果に繋がっていくと考えています。 -
コーデックスにおける発酵乳規格において、ヤクルトが該当する新たなカテゴリーが設けられたそうですが、その意義と御社へのビジネス上の影響について教えてください。
我々は、乳酸菌飲料のパイオニアとして、様々な国に進出してきましたが、これまでは乳酸菌飲料について世界標準の商品のカテゴリーがありませんでした。
今回、コーデックスにおける発酵乳規格において、ヤクルトが該当する新たなカテゴリーが設けられたことによって、これまで乳製品として認められた国では、国の都合で取り扱いを変更することはなくなります。一方、乳製品として認められなかった国でも、世界標準の扱いが定着していけば、ヤクルトが乳製品として認められることになり、事業上のメリットが出てきます。
また、国によっては、乳製品として扱われることで、消費税率が下がる可能性もあります。
ヤクルトが該当する新たなカテゴリーが設けられたことによって、プロバイオティクスという名前で確実に世界に拡げることができると考えています。
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