消化器外科手術後の感染性合併症は、抗菌薬の使用や集中治療技術が向上しているにもかかわらず、現状においても周術期管理の課題の一つです。特に高齢者では、若年層に比べて感染性合併症の発症リスクが高く、また感染性合併症に罹患すると重篤化しやすいため、予防策を講じることが重要です。
本レポートでは、高齢者の消化器外科手術後の感染性合併症に対する術前からのシンバイオティクス投与の有用性について紹介します。
1. シンバイオティクスとは
2. 高齢者の消化器外科手術における術前からのシンバイオティクス療法の有用性について(感染性合併症予防の観点から)
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