わが国では年間およそ100万人がなくなっていますが、そのうち、がんで亡くなる人が3分の1を占めています。がんと言えば、以前は胃がんが圧倒的な数を占めていましたが、近年は肺がんと大腸がんが増えています。特に大腸がんは2015年には、罹患率がトップになると言われています。このような背景には、生活習慣の影響が大きいと考えられています。
本レポートでは食品の大腸がん予防の可能性を検証する研究(がん克服新10か年戦略)から、プロバイオティクスを用いた臨床試験について紹介します。
1. 増え続ける大腸がんの現状
2. 大腸がんと生活習慣との関わり
3. 大腸がんハイリスク患者に対するL.カゼイ・シロタ株の飲用効果