糖尿病とは
血糖値が高くなる病気
すい臓から分泌される体内ホルモン「インスリン」は、細胞が糖(ブドウ糖)を取り込むのを助け、血糖値を一定に保ちます。
肥満や運動不足が原因で、インスリンが不足すると、 血糖値が常に高くなります。
糖尿病の怖さは合併症
血糖値が高い状態が続くと、さまざまな合併症が起こる可能性が高くなります。
白内障や失明、人工透析が必要になるケースや、脚の切断に至るケースもあります。
全身の動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなるのも糖尿病の怖いところです。
このため、糖尿病の方の平均寿命は日本人の平均寿命と比べて10年ほど短いことがわかっています。
糖尿病の薬との併用が可能
糖尿病の薬を服用中の方が蕃爽麗茶を飲んでも、薬の効果に影響しないことが確認されています*。
気になる方は、かかりつけの医師にご相談ください。
*薬物代謝酵素P450活性に及ぼす影響の低いことを確認済。蕃爽麗茶と薬の相互作用に関する検討。
Kimiyuki Kaneko et al. Phytotherapy Research.(2013)
通院治療中の糖尿病疾患者における「蕃爽麗茶」の長期飲用時の安全性を確認済。
浅野次義ら、栄養・評価と治療(2005)
食後高血糖とは
食後の血糖値に注意が必要
健康な人でも、食後の血糖値は上昇します。
上昇した血糖値が食後2時間後に140mg/dL以上ある場合を「食後高血糖」と呼んでいます。
食後高血糖は糖尿病の発症リスクを高めます。また食後高血糖の人は、糖尿病を発症する前でも
動脈硬化の発症リスクが高くなると言われています。
さらに、食後高血糖は、がんや認知症のリスクも増大させる可能性が指摘されています。
食後高血糖を防ぐ食事のポイント
炭水化物だけの
食事をしない
主食は後半に食べる
毎食1品は
油を使った料理を
野菜・海藻・きのこを
毎食2品
早食いになりにくい
定食スタイルに
間食は200kcal
腹持ちを考えて
<監修>
一般社団法人 臨床栄養実践協会
理事長
足立 香代子
血糖値スパイクとは
空腹時血糖値と食後血糖値の差が大きく、血糖値が急激に上下動することを「グルコーススパイク」あるいは「血糖値スパイク」と言います。
食後高血糖や、血糖値スパイクは、空腹時血糖値を測定する通常の健康診断では発見しにくく、若い人でも起こります。
食後高血糖に陥ると、糖尿病に至らない段階であっても、食事のたびに血糖値スパイクが生じて身体に悪影響を及ぼすと言われています。
糖質と肥満の
メカニズム
糖質は、カラダを動かす大切なエネルギー源です。しかし、肥満の原因にもなります。
糖質を摂取すると血糖値が上昇し、上昇した血糖値を一定に保つためにインスリンが分泌されます。
インスリンは、余った糖質を中性脂肪に変える働きもあります。
糖質を制限するとインスリンの分泌が抑えられ、脂肪が蓄積されにくくなります。さらに、糖質が少ないと体脂肪がエネルギー源として燃焼されやすくなります。