心と体のリズムが、歌声を育む。
MISIAが語る、アーティストの日々の習慣。
—アーティストとしてMISIAさんが最も充実感を感じる瞬間はどのようなときですか?
新しい楽曲のレコーディングで、すべての歌と楽器が合わさって楽曲が完成する瞬間。その音をスタジオで大きなスピーカーからみんなで聴いているとき、そして何よりも、その楽曲をライブで直接オーディエンスの皆さんに届けて、喜んでいただけるときに最高の充実感を感じます。色々なリミッターが外れて、どこまでもみんなで幸せになれる、みんなと心が繋がっていける。希望に満ち溢れて、みんなで幸せを信じ合えるような、とても満たされた気持ちになりますね。
—MISIAさんは、常に新しい音楽や表現に挑戦されていますが、体調管理で特に気をつけていることはありますか?
バランスの取れた食事と睡眠が何よりも大切です。8時間から10時間ほど睡眠が取れると、声の質が全く違ってきて、ツヤが出てきます。そして日々の中で、笑顔になれる時間、幸せを感じる瞬間を大切にすることも欠かせません。心と体の良いハーモニーをつくるために、とても重要だと感じています。
この大切さは、デビューして様々なステージで歌い、色々な場所でレコーディングを重ねる中で徐々に気づいていきました。心と体のつながりを実感するようになったんです。体力があるから全部頑張れると思っていましたが、心が傷ついていると体は持たない。逆に、体がしっかりしていないと心も持たない。その2つの繋がりは、経験を重ねる中でどんどん分かってきました。
—その中で心身のバランスを保つために、特に意識されていることを教えてください。
ツアー中は自分で食事を用意することができないので、スタッフさんに細かくリクエストをお伝えします。また、ライブ後は必ずY1000を摂取します。飲むタイミングも色々と試してみましたが、私の場合は眠くなってしまうので、全ての仕事が終わった後に飲むのがベスト。歌を歌わない日は夕方以降に飲むようにしています。
オンとオフの切り替えをしっかりと見極めて、それぞれの時間での行動を分けることを心がけています。特にツアー中は自分でメモを取り、食事や睡眠と体調の関係を記録していました。デビューから15年くらいは継続して記録を取っていましたね。
—それでは、日常的に行っている健康習慣やルーティーンについて教えてください。
朝は太陽の光を浴びることから始まり、しっかりと朝食を取ります。早い時間に歌詞を書いたり制作をしたりして、その後に軽い運動で体を起こします。仕事に一番力を注ぐ時間の前には、必ず朝と昼の2食をしっかり取ってコンディションを整えます。
仕事が終わったら、本を読むことでオフモードに切り替えます。そこでY1000を飲んで、好きな音楽を聴いたり、お風呂に入ったり、自分の好きな時間を過ごします。最後は必ず笑顔になれることをして眠るようにしています。
—Y1000はMISIAさんにとってどのような存在ですか?
人前で歌うことは幸せなことですが、同時にとても緊張もします。楽しすぎて、なかなかオフモードに切り替えられず、眠れないことも多かったんです。ツアーを行っている時に睡眠の質をより良い状態にするにはどうすれば良いかといろいろと試行錯誤している時に、乳酸菌を摂取してみたら「あれ?何だか良いぞ」と実感したことでした。あくまで『自然に、スムーズ』に導いてくれるところが気にいっています。
—最後に、アーティストとして活動を続けていく中で、大切にしていきたいことは何でしょうか?
自分のことを知ることは、とても大切なことだと思います。そこから、自分に何が必要なのかが見えてくる。それは健康管理においても、アーティスト活動においても、同じことなのかもしれません。
MISIA
1998年デビュー。「Everything」「アイノカタチ」など数多くのヒット曲を持つ国民的歌手。東京オリンピック開会式では⽇本国歌「君が代」を独唱。社会貢献活動にも積極的で、⻑年にわたって国内の⼦どもたちのサポートやアフリカの⼦どもたちの教育⽀援などに従事しており、その功績からアフリカ開発会議の⼤使などを歴任している。